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【わっぱ弁当ブログVol.1】曲げわっぱ弁当箱の詰め方、おかずのヒント

三色ごはん弁当
Photo by Chikako TADA

新型コロナウィルスの影響で2020年の夏休みは短かったですね。もう新学期が始まった地域も多いかと思います。私も半年ぶりにお弁当づくりを再開しました。まだオンライン授業や仕事のところもあります。お弁当をつくれるってありがたいです。どうせなら一緒に楽しみましょう。

【週レポ弁】として毎週金曜日(原則)、その週の弁当を振り返り、簡単なレシピやアイデア(失敗も含めて)をシェアしてまいります。SNSでは日々の弁当をお伝えします。ぜひフォローくださいませ。

インドで始めた弁当づくり:限られた食材と試作品寄せ集め

私の弁当づくりは4年半前に始まりました。コドモがニューデリーの学校に入ったためです。カフェテリアでの食事も選べましたが(コチラの記事でも書きました)まだ4歳だったので。同じころ私自身、日系ホテルの弁当を監修する話があったので試作も兼ねていました。実現しませんでしたが、張り切ってつくる動機になりました。

2016年3月8日が最初の弁当です。おにぎりとワカサギのフライかな?午前7時過ぎには自宅を出ていたので写真を撮ったのは午前6時台、暗いですね。煮卵の黄身も崩れていますし。

インドで初めてつくったお弁当Photo by Chikako TADA

このころは自宅でお菓子教室をしていました。来てくださったみなさまにランチもお出ししていたので弁当のおかずはその横展開が多かったです。お菓子の試作品もチラホラ…。当時は辻調理師専門学校通信課程で製パン技術を学んでいたので、その課題も入っていますね。

最多おむすび弁当:三角・まる・俵、ノリ・錦糸卵で変化

4年作って残っている写真を選んで紹介します。

まずはおむすび弁当です。登板率はやはりいちばん多かったです。日本でいえば年中、年長さん時、食べやすさを考えるとそうなりますね。下の写真、左から2番目のサワガニのおつまみ、右から2番目の桜の花の塩漬けはもちろん日本からです。糸こんにゃくは乾燥のものを日本から持ち込み、戻して使っていました。おむすび弁当その1タイ焼きにいちごムース、ドライフルーツののったパウンドケーキも見えます。手作りチョコはバレンタイン時の教室の試作品ですね。バナナマフィンも。

当時はハウスキーパーがいたので彼女に下ごしらえを頼みました。野菜はデリバリーが届いたらすぐ洗ってカット、ニンジンなら千切り、乱切り、ニンジンフォークとパターンを決めて「as usual」と言えばその3種類ができる…という感じでした。おむすび弁当その2いまみると寄せ集めというかてんこ盛り弁当も多いです。ごちゃごちゃしすぎて何がニュース…じゃなかった、メーンなんだか分からない。品数が多ければいい、というものでもないですね。おむすび弁当その3手に入る野菜も限られます。緑を入れようとするとインゲン、グリンピース、オクラ、ピーマンばかりになりました。新鮮なレタスとかシソとか、インドでは手に入りませんでした。私も同じ食材の輪廻で品を変えられず「手を変え手を変え」でした。

赤はサツマイモ、パプリカ、ニンジンとか。真っ赤な缶詰めチェリーはお助けアイテムでしたがコドモには「ぐにゅぐにゅしている」と不評でした。レンコンは小さくて、でも酢水につけてからゆでて白く。何でもひと手間かかりました。

白、黒があるとしまりますね。レンコンだけでなくミルクかん、日本から持ってきた黒豆、もちろんノリも欠かせません。インドでおむすび弁当その4卵焼きも2日に1回ペースですね。あの手この手を繰り出して結局はザ・ベーシック、白ごはんにノリが最高です。おむすび弁当その5

太巻き編:ドーンと入れればサマになる

コドモも大きくなり、私も会社勤めになると弁当はシンプルに。太巻きを入れるようになったのは7、8歳から、私が外で働き始めてからです。巻けばドーンとお弁当箱を埋めてくれます。ソーセージにエビフライ…あるもので作れます。とはいえ食べにくいので作り手目線です。コドモは具を抜きながら食べていたようです。太巻きずし弁当プッチンプリンも日本から。日持ちするしお助けアイテムでした。バウムクーヘンは手作りです。右端の写真は「あんバタベーグル」と太巻きです。何でもアリですね。

弁当づくり合言葉:詰め方8割・巻き物とアイコン

長いものがあれば巻く:薄くて手のひら大の食材なら「巻き物」にピッタリです。ノリ、錦糸卵、春巻きの皮、ゆでキャベツ、薄切り肉、広げた鶏肉にクレープ…いくらでもあります。まとまってくれるので詰めやすくなります。

詰め方が8割:食材は冷凍のものでもスーパーのおそうざいコーナーで買ってきたものでもよいと思います。手作りしていたのはインドで手に入らなかっただけです。「詰めただけ」とよく言いますが、いえいえ世の中、パッケージ化、仕上げにどれだけのコストがかかっているか。主食もおかずもセットされた冷凍のテレビディナーがそれほど席巻しないのは、やはり皿に並べてこそヒト科の食事だからでしょう。弁当も同じです。詰めるってすばらしい。だけ、なんかじゃないです。拍手です。

アイコンをつくる私はにんじんフォークが定番です。先生たちが「このまま使えるの?」とか突っ込んでくれるのがうれしいようで、ほぼ毎回入れるように。大きくなっても「お弁当にはいつも~~が入っていたな」と思い出してくれたらいいですよね。何でもよくて「いつも新聞紙で包んでいたな」でもOKです。弁当アイデンティティ、ですね。

偏愛道具No.1:曲げわっぱの弁当箱

弁当箱はずっと木製(曲げわっぱ)です。プラスチック製は空っぽの箱を開けても特有のにおいがするのが苦手で…。作る気分も下がります。

木製ならフタを開けたときのこもったにおいがありません。8,000円前後とお値段は張るので、いまなら買わないでしょうね。過去の私よありがとう、です。おかげで詰めるにも食べるにも洗うのにも気分がいいです。

手入れが面倒そうで心配しましたが、ふつうに洗って水けをぬぐい、ふたをせずに立てて乾かしています。コドモのは下記です。ウレタン樹脂塗装がされています。揚げもののシミもつきませんが、通気性という面では白木のものより劣ります。

私自身のは柴田慶信商店の白木製です。ウレタンなし、使い始めて3年ほどになります。手になじむ感じがいいですね。東京の百貨店で買いました。

フォーク型:ニンジンの型抜きに

クッキー型を100個以上持っていましたが、いまはフォーク型だけです。

ミニスパチュラ:無駄なく使うため料理にお菓子に欠かせません

このスパチュラは名裏方です。ないと不安になるほど活躍します。ジャム瓶の底でもお鍋の端っこでも、なめた?と思うほどきれいに取れます。食器を洗う前にも使うと洗剤が少なくて済みます。

木曜から作り始めたので今週は2つです。

三色ごはん弁当Photo by Chikako TADA
三色ごはん弁当
  • 肉そぼろ…冷凍バラひき肉って初めて(!)買いました。何て便利なんでしょう。インドではカタマリ肉をフードプロセッサーで挽いていました。肉そぼろのレシピはずっと栗原はるみさんのコチラです。
  • ミルク卵焼き…卵3個、牛乳大さじ1.5、砂糖大さじ1の甘い卵焼きです。牛乳がなければマヨネーズにします。
  • ピーマン炒め…千切りにして塩炒め。
  • シイタケのベシャメル…小さなシイタケにソース・ベシャメルをのせてオーブンで焼きました。レッドペッパーを彩りに(コドモ的にはいらない)。
  • にんじんラペ&フォーク…千切りにんじんにレモン汁とはちみつ、塩で和えてギューッとしぼる。ゴマをふったのは邪道。フォークはゆでニンジン。
  • 紫いも玉…ゆでてつぶしたじゃがいもに紫いもパウダーを混ぜる。ほんのり甘い。
  • クレープのジャム巻き…久しぶりで分量感覚を忘れていた。意外に埋まらず残っていたクレープにジャムを巻いて。

弁当ベルトが見当たらず、でもせっかくの曲げわっぱなのに100均で買うのも…と思っていたところでした。書店で本を買った際に巻いてくれた大好きな絵本作家・ヨシタケシンスケ先生の絵入りの紙を巻いてみたら…いい感じです。しばらく紙を巻いてみます。

シーフードドリア弁当Photo by Chikako TADA
シーフードドリア弁当
  • シーフードドリア…冷凍ごはんをチン、ソース・ベシャメルもチン。前夜に炒めたみじん切り玉ねぎ(パスタから流用)を混ぜる。冷凍シーフードミックスを炒めたらすべて投入。ミニトマトをカットしてモッツアレラチーズをのせてオーブン220℃で6分。
  • シイタケ塩炒め
  • にんじんグラッセ&にんじんフォーク…水、バターと砂糖で炒め煮。
  • 焼きソーセージ
  • 錦糸卵と塩もみキュウリのノリ巻き…ノリに錦糸卵を敷いて塩もみキュウリを広げてクルリ。巻き終わりを止めるために、火にかけた卵焼き器(フライパンでも)に入れて転がすとキュッと締まって止まる。

来週からもお弁当をつづっていまいります。ぜひお読みくださいませ。

Author
Chikako Tada
Chikako Tada
食メディア「Pen & Spoon」編集長。元・朝日新聞記者。ル・コルドン・ブルー・パリ校製菓ディプロム取得。パリⅢ大学で仏語を学ぶ。TOEIC895点。辻調製パン技術講座(通信制)修了。フランス・スイス・NZ・インド・タイ・香港で食セミナー/指導。
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  1. […] そうとしています。「詰め方が8割」「長いものがあれば巻く」「アイコンを入れる」などと前回、弁当プレゼン論(!)を書きました。今回は「弁当ロジ論」(大げさ)です。具体的に […]

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