秋冬に楽しみたい「いもくりなんきん」レシピをまとめました。
「いもくりなんきん」は江戸・元禄時代に活躍した井原西鶴の浮世草子にある
「とかく女の好きなもの 芝居・浄瑠璃・いもたこなんきん」
との一節からきています。タコがいつのまにか「くり」に転じたようです。
では「いも」からご紹介します!
さつまいもの蒸しケーキ | スイートポテト |芋きんつば | NY風コーヒーケーキ
さつまいもの蒸しケーキを作ってくれたのはインド時代の友人です。
2歳のお嬢さんが「ひと口食べた瞬間に<ムフフー!>とこぼれる笑いをおさえきれず、その場でクルクル回りながら食べて」くれたそうです。
彼女は泡立て器と生クリームを人生で初めて(!)買ったそうです。ちゃーんとおいしくできたそうで、私もうれしくなりました。
お次はスイートポテトです。
ほくほくに焼けたおいもさんをみて9歳児が言いました。「このままはちみつをかけて食べるのがいいよね」。反論できない…。
いやいや、ぜひ。簡単なのにひと手間かけた感があります。いつも青じそを分けてくれる友人におすそ分けしたら「とってもおいしかったです。ふつうのスイートポテトとは違って、おしゃれな味がしました」と言ってくれました。
芋きんつば、衣が天ぷらみたいなので、揚げてもおいしいかも…との誘惑にかられます。せっかく卵もバターも入らずヘルシーなのですが。
ニューヨーク在住の友人の愛すべき失敗から生まれたのがニューヨーク風コーヒーケーキです。さっそく作ってくださったアメリカ在住のYさんからは「サワークリームを使うとこういう風に軽くふわっとした生地になるなんて!家族にも好評でした」とメッセージをいただきました。
お次はタコにとってかわった栗です。
栗の渋皮煮|コーヒーと栗のケーキ
まずは栗の渋皮煮です。9月半ばから3回、作りました。冷蔵庫のチルド室に1週間ほどおくと甘みが増します。あとは3回ゆでこぼし、お砂糖ザーッでOKです。面倒なのは皮むきだけですね。とはいえ鬼皮だけなので…がんばりましょう!
渋皮煮のアレンジとして、コーヒーと栗のケーキをどうぞ。こちらは本当にコーヒー味です。
かぼちゃプリン | かぼちゃキャラメル
最後にナンキン、かぼちゃプリンです。卵のプリンのように「す」が入るような失敗はありません。
かぼちゃ塩キャラメルは脊髄反射的に好きです。お鍋に残ったのを指でぬぐうのがたまりません。
レシピはシェアしやすくしたり、アレルギー表示を入れたりと少しずつカイゼンしています。分量が変えられるのも重宝します。ぜひお試しくださいませ。