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冬の贈り物 | パリの老舗クスミティー | 購入レビュー

Kusmi Tea
Photo by Chikako TADA

新型コロナ禍に見舞われた2020年、生活スタイルが大きく変わりました。冬の贈り物も暮らしを楽しむセンスを感じるものだとうれしいですね。ホリデーシーズンに向けて「ペンとスプーン」編集部が選んだアイテムを紹介します。

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初回は編集長・多田が愛してやまないパリの紅茶「クスミティー(Kusmi Tea)」です。*公式オンラインショップで注文していたお茶が届きました!(2020年11月30日更新)

クスミティーとは:ロシア皇帝に愛され、革命をへてパリに

クスミティーの歴史は19世紀のロシアにさかのぼります。紅茶商人クスミチョフが1867年、サンクトペテルブルクに開いた店がはじまりです。ロシア皇帝御用達のお茶として評判になり、1907年にはロンドンにも進出します。

舞台がフランスになったのはロシア革命(1917年)がきっかけです。混乱から逃れようと一家はパリに逃れました。パリ17区・ニエル通りに当時、構えたアトリエは現在もお店として続いています。

2003年からは現在の経営体制となり、2017年には創業150年を迎えました。エヴィアンとのコラボレーション商品も発売されました。シャルルドゴール空港で見つけて小躍りしたのを思い出します。

エヴィアンPhoto by Chikako TADA

クスミティーとの出会い:ロシア通の友人から教わった味

私(多田)がクスミティーに出会ったのは15年前、パリに留学中だった2005年です。ロシア通の友人からその名を聞いていました。パリ最古の百貨店ル・ボン・マルシェに並んでいました。

ボンマルシェPhoto by Chikako TADA

「フランスの紅茶」としては当時、日本人が知っていたのはマリアージュ・フレールぐらいだったように思います。

クスミティーのシックで華やかな色づかいがひとめで気に入り、お土産に必ず買うようになりました。

いまや世界中で開かれるようになったチョコの見本市「サロン・デュ・ショコラ」でもブースを構えていました。2005年当時の私のブログにはこう書いてあります。

チョコ見本市「サロン・デュ・ショコラ」で寄ったロシア紅茶の「クスミティー」のブース。かわいい紅茶缶のフタが開けっ放しになってズラリ並べられ、オブジェのよう。葉の香りをかぐことができます。大人も子どもも鼻クンクンしているのがかわいい。チョコレート味の紅茶の葉は、確かにチョコの香りがしますが、飲んだらどうかな・・。1.9ユーロ(280円)で試飲しました。最初にフワーとチョコが香り立ちます。

2年住んだパリを離れたあともほぼ毎年、パリに通いました。訪ねるたびに買える場所が増えていった印象です。ル・ボン・マルシェでしか見かけなかったのがパリ右岸の百貨店ギャラリー・ラファイエット、そのうちにスーパー・MONOPRIXでも。

自販機でも買えるようになりました。そもそもコーラの自販機さえ見かけない国だけに驚きました。パリのモンパルナス駅です。

クスミティー自販機Photo by Chikako TADA

イチオシは代表作「アナスタシア」

クスミティーは日本でもDEAN & DELUCAといったお店ではもちろん、オンラインで買えます。以前なら値段も張るし「パリへ行くまでガマン」だったのですが新型コロナ禍、しばらくは行けそうもいきません。

せめてお茶の時間はパリ気分になりたいものです。

私は好きなのは代表作にして永遠の定番「アナスタシア」です。ゲストにお出しすると必ず「この紅茶おいしい」「どこのお茶ですか」と訊かれる味わいです。

ベルガモット、レモン、ライム、オレンジの花の香りのブレンドです。アールグレイです。凛とした主張のある気高い香りがします。ノドに残るかろやかな余韻にもうっとりします。私にとっては「パリ」そのものです。

「アナスタシア」を生んだのは創業者のクスミチョフ自身です。ロマノフ王朝ニコライ二世の末娘アナスタシア(1901年-1918年)の物語からインスピレーションを受け、調合したといいます。

皇室御用達の紅茶商人だっただけに思いがうかがえます。

使い終わった缶もコレクションしたい愛らしさです。私は125g缶(50杯分)をケーブル入れや輪ゴム入れに、250g缶(100杯分)は泡立て器など台所道具やペン立てに使います。

ティーバッグもぜひ:定番12種類かアールグレイ飲み比べか

ティーバッグもお気に入りです。万人受けならクスミティーを代表する12種類のフレーバーが2個ずつ入った「エッセンシャル」をお勧めします。「センスがいいですね」と必ずほめられます。もちろん「アナスタシア」入りです。

個包装なので1個ずつ、ちょっとしたお礼のしるしにも使えます。手作りの焼き菓子にクスミティーのティーバッグを添えて「一緒にどうぞ」と贈れば感激されました。

「クスミらしさ」を届けたいならアールグレイ系6種類が4個ずつ入った「アールグレイ ブレンド」を。

「アナスタシア」「サンクトペテルブルク」はどちらの詰め合わせにも入っています。「サンクト」はキャラメルやヴァニラの香りが重なり、深みがあります。

公式サイトから注文:配達は5~6日後

Kusmi tea

自分へのごほうびと誕生日祝いを兼ねて公式オンラインブティックから注文しました。税抜6,000円以上を注文すれば配送料がかかりません。届くのは九州ということもあって6日後です。とても待ち遠しいです。

届いたらまた淹れ方、飲み方を追記します。

公式オンラインブティックからお取り寄せ!

あっという間に6日後、宅配便で届きました。佐川さんでした。

クスミティー箱Photo by Chikako TADA

段ボールは日本でクスミティーを展開している「ブルーベル」社のものです。わくわく開けました。もうよい香りがします。かぐわしい。

注文していた「アールグレイ ブレンド ティーバッグ」が1箱、愛する「アナスタシア」1缶です。

期間限定プレゼントが入っていました。フレンチの巨匠アラン・デュカスとコラボレーションしたお茶[テ ブラン アラン デュカス]のティーバッグ1袋です。(2020年11月26日現在、別のプレゼントになっていました)

「テ・ブラン(Thé blanc)」は「白いお茶」の意味ですね。中国茶の世界ではおなじみですが、デュカスの手にかかるとどうでしょうか。楽しみです。

じゃーんPhoto by Chikako TADA

紙バッグが同封されていました。うれしいです。もったいなくて使えません。

紙袋Photo by Chikako TADA

アールグレイだけで6種類!まずは「アールグレイ」試飲

ベルガモット(柑きつ類)で香り付けしたお茶がアールグレイですが、アールグレイだけで6種類もあったとは…。アナスタシア一筋で気づきませんでした。ベルガモットに加えたフレーバーが違います。

クリーム色のパッケージが3種類あって分かりにくいのですが、微妙にブランド名の背景色が違いますね。

ティーバッグ6種類Photo by Chikako TADA

まずはその名もズバリ「アール グレイ (EARL GREY)」から。黒いパッケージです。ブラックティーに香りはベルガモットだけです。ティーバッグの袋の裏に「90℃ 3~4′ 20cl」と書いてあります。

90℃のお湯で3~4分蒸らし、水は200ml」の意味です。20clはセンチリットルなので=200ミリリットルなのです。フランスで料理学校に通い始めたころ混乱しました。え、こんな少しなの?!と。

20mlでは大さじ1杯ちょっとしか飲めないことになりますから、気づかれると思いますが念のため。

アールグレイPhoto by Chikako TADA

きっちり3分はかっていただきました。飲み口はすっきり、ベルガモットが華やかにおだやかに香りました。あー、よい紅茶。うれしくなりました。

2杯目もいただきました。今度は4分ほど蒸らしました。

すいしょくPhoto by Chikako TADA

水色(すいしょく)も深く濃い茶色、十分ですね。おいしく飲めました。

クスミティーのアールグレイ飲み比べ②:トロイカ(Troika)

第2弾は「トロイカ(Troika)」にしました。アールグレイとしてのベルガモットに加えてオレンジ、マンダリン(みかん)がブレンドされています。「トロイカ」というロシアの三頭立て馬車の名を冠している通り、伝統の味ですね。

クスミティーのトロイカPhoto by Chikako TADA

これもさわやかでさっぱりした味わいです。ゴクゴク飲みたいです。

甘い香りがうれしい「サンクトペテルブルク」

第3弾は「サンクトペテルブルク」です。ロシアの古都の名を冠しているのは、建都300年(2003年)を祝ってつくられたからだそうです。

サンクトペテルブルクPhoto by Chikako TADA

アールグレイとしてのベルガモットに加えてキャラメルと赤い実(ベリー類)が使われています。そう、だから甘いんですね。香りも華やかで素敵です。

訪れたことのある美しいエルミタージュ美術館を思い出しました。

Author
Chikako Tada
Chikako Tada
食メディア「Pen & Spoon」編集長。元・朝日新聞記者。ル・コルドン・ブルー・パリ校製菓ディプロム取得。パリⅢ大学で仏語を学ぶ。TOEIC895点。辻調製パン技術講座(通信制)修了。フランス・スイス・NZ・インド・タイ・香港で食セミナー/指導。
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