「ペンとスプーン」編集部が選ぶ「冬の贈り物ガイド」3回目はニューヨーク発のブラウニー専門店「Fat Witch Bakery Japan」のブラウニーです。私が初めて食べたのは10年ほど前ですが、いまや日本で、しかもオンラインで買えるのですね。どれぐらい甘い?どんな味?日持ちは?などについて紹介します。チョコレート好きならぜひ!NYに思いをはせつつお試しくださいませ。
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ブラウニーとは:アメリカ発、シカゴ万博のデザート
ブラウニーは19世紀末からあるアメリカ発祥のチョコレート菓子です。クッキー生地を四角い型に入れて焼いたのが始まりとされています。ケーキのような食感もあれば、ねっとりしたファッジタイプもあります。
有名なのは1893年、シカゴ万博でのエピソードです。コロンブスがアメリカ大陸を「発見」して400年を記念した博覧会です。
名ホテル「ザ・パーマー・ハウス」(現在はヒルトン系)オーナーの妻が万博のゲストのため、ホテルのシェフにデザートを作るよう求めました。「ランチボックスに入るような小さなケーキ」です。ブラウニーの始まりとされています。
いまなおホテルは当時と同じアプリコットのグレーズ(上がけ)とくるみ入りのブラウニーを出しているそうです。レシピも公開されています。高級感がありますね。
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12月8日は「National Brownie Day」なのだそうです。なぜ12月8日なのか由来を調べましたが…Unknown、分かりませんでした。
ファットウィッチの味:
外側サクッ、中しっとり
ファットウィッチベーカリー(Fat Witch Bakery)はニューヨークのキャリアウーマンが始めたお店です。有名店が軒を連ねるチェルシーマーケットに出店したのが1998年だそうです。
アメリカの老舗チョコレート会社・ギラデリ(Ghirardelli)のチョコを使い、濃厚でぎゅっと詰まった食感にしています。「くずれたひとかけらでも満足できる」というのが売り文句です。
私は最初、NY土産としていただきました。現地在住の友人が「ニューヨークってあんまりお土産なくて…」と謙そんしつつ渡してくれました。
ミニサイズ(Baby)で「ナッツ」「オリジナル」「ブロンド」の3種類でした。「オリジナル」は3種類のチョコレートを使ったプレーンなブラウニーです。コーヒーがお似合いです。
「ブロンド」はチョコチップクッキーのブラウニー版、またかわいいです。ケーキのような食感です。
3種類とも外はサクッとしていて中はしっとり、濃厚でした。甘さはしっかりしていますが、ブラウニーらしくてスタンダードではないでしょうか。
バレンタイン限定として2個入りがあります。エンパイアステートビルのシンプルなパッケージがさりげなくていいですね。アールグレイ風味でホワイトチョコベースが1個、もうひとつはオリジナルです。値段は864円(税込、送料別)です。
お世話になった方に配る場合は18個入りを頼んで小分けするのもよさそうです。自分も味見できるから、「あれ、おいしかったでしょ?」などと会話につながります。
袋が6枚、つくのがありがたいです。日持ちは冷蔵で3週間となっています。
ニューヨークで再会、ブラウニーミックス購入
初めていただいてから2年後にはニューヨークを訪ね、チェルシー・マーケットにあるファットウィッチベーカリーにも行きました。
バターや卵を加えればお店の味が再現できるブラウニーミックスを買いました。海外のケーキミックスってどんな味になるのか興味をそそられ、つい買ってしまいます。
日本版はチョコレートチップ、アーモンドスライス、型に加えてラッピング用フィルムやシールまで!至れり尽くせりですね。お値段は2,268円(税込、送料別)。16個分になるそうです。
買えば1個400円前後ですから6,000円超え…モトが十分とれてお釣りが来ますね。
「By Chikako」 とか、何か書き添えると手作り感が出ていいと思います。
NY在住の友人は魔女のイラストが1個ずつ描かれている包みを、本当にうれしそうに「ハイどうぞ!」と差し出してくれました。「つまらないものですが…」と言われるよりハッピーな気分になりました。ぜひウキウキしながら贈って(自分にも!)くださいね。