3月8日(月)は国連が定めた国際女性デー(英語ではInternational Women’s Day)です。イタリアでは「ミモザの日」として定着しています。女性のエンパワメントに対する企業の取り組みや食回りの関連イベントを紹介します。
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国際女性デー2021のテーマ:Women in leadership
国際女性デーは国連が1975年(国際婦人年)に定めました。ニューヨークで1904年(明治37年)、女性が参政権を求めてデモをした日にちなんでいます。
2021年のテーマは「リーダーシップを発揮する女性たち:コロナ禍の世界で平等な未来を実現する」( Women in leadership: Achieving an equal future in a COVID-19 world)です。
女性はもはや、目立たずにいて、平等を消極的に待っている存在ではありません。女性は、世界がよりよい未来に向かうように、リーダーとして導いています。来る3月8日#IWD2021 #国際女性デー2021年は、女性の権利の実現のための運動に参加する日です、ご存じでしょうか? pic.twitter.com/nMWI7BYtV7
— UN Women 日本事務所 (@unwomenjapan) March 1, 2021
スターバックス:インドで女性スタッフだけの店
スターバックスでは国際女性デーによせて、米印3人の女性スタッフをstories.starbucks.comで特集しています。
IT都市ハイデラバードのNarmadaさん(29歳)はその1人です。彼女は17歳のころ、地元NGOによる職業訓練プログラムに登録しました。南インドの小さな村を出て、ファーストフード店で働き始めたのはその3か月後です。
「周りの女子が学校に行くのは10年生(15歳)まで、18歳までには結婚していた」といいます。いまではハイデラバードのスターバックスで唯一の女性店長です。
Narmadaさんは「ベンダーが<店長と会いたい>とやってきます、男性を期待して。私はこう答えます。<私が店長です。サー(Sir)はいません>と。高いポジションにもっと女性がいるべきです」と話しています。
スターバックスは財閥TATAと組んで再進出した2年後の2014年、スタッフに占める女性の割合は16%だったそうです。現在は30%、来年度末には40%にするのが目標です。昨年には女性スタッフだけで運営する店を5店、オープンさせたそうです。
そういえば…とインドのスターバックスでは国際女性デー前後、女性は割引になったのを思い出しました。
今年も3月7日、8日は30%オフになります。女性だけでなく「特別な女性をもてなしたい男性」も対象です。
From playing different roles to being yourself!#CheersToYou, let’s celebrate YOU at your nearest Starbucks store*
Buy a beverage & get 30% off* on the second one.
Valid on 7th & 8th March
*This is for women and men who want to treat the special women in their lives.
*T&C Apply pic.twitter.com/wiJB35ZPmn— Starbucks India (@StarbucksIndia) March 5, 2021
イタリアでは「ミモザの日」:ミモザのケーキでお祝い
イタリアでは2~3月に咲くミモザが国際女性デーのシンボルとなっています。ミモザのケーキは愛読した「non‣noケーキブック」(1983年)に載っていたのを覚えています。
チョコレートスプレッド「ヌテラ」の販売元・フェレロ社は女性に感謝を込めて「ミモザとチョコレートを贈ろう」とのキャンペーンをしています。
ザ・ノース・フェイス:エコバッグになる風呂敷プレゼント
アウトドア用品「THE NORTH FACE」は3月8日を祝い、ゴアテックスの残り布を使った風呂敷のプレゼントがあります。店頭のほかTwitterでも。女性誌ヴォーグとのコラボレーションです。
【プレゼント】#国際女性デー を祝おう!
ザ・ノース・フェイスのアップサイクル風呂敷を10名様に🌟応募方法:
①このアカウント( @VogueChange )をフォロー
②このツイートをRT〆切は3月8日(月)23:59!詳しくはこちら👉 https://t.co/7CpUxld0Zb pic.twitter.com/Jkk2ju5azf
— VOGUE CHANGE (@VogueChange) March 5, 2021
非売品ですが売ってほしいです。ゴアテックスだから防水なのもいいですね。さっそくRetweetしました(でも当選は10人、しかも発送は11月中旬、忘れてしまいそうです)。
ジェンダー平等や女性のエンパワメントに力を入れている企業の商品を選ぶのも「エシカル消費」のひとつと思います。小さなことですが世の中を変えていくと信じます。
