食モノ語り

私たちのお弁当100 | イラン在住・さくらパパさん②

私たちのお弁当100
Photo by Sakura Papa

お弁当を語るリレー連載「私たちのお弁当100」7回目です。作り手・語り手はイラン在住の「さくらパパ」さんです。インドで3年ほど専業主夫をした腕前を引っさげ、2020年7月からテヘランに単身赴任中です。

連載に登場していただくのは「さくらパパ」さんのほか北海道の立川美穂さん、インドのマルホトラ泰子さん、シンガポール在住の鈴木祥子さん、私(多田)です。紹介したお弁当をベースに30個を再現、作りやすいレシピをシェアします。

私たちのお弁当Photo by Miho Tachikawa

#06 鮭みそ漬け弁当

 

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鮭のみそ漬け:自家製です。テヘランのスーパーでサーモンフィレを買って切り分けているのだとか。

「デカイんですよこれが。1キロぐらい余裕でありそうです」。

日本から持ち込んだみそ、しょうゆとゴマ油、ニンニクのチューブ少量を「超適当に塗って」、ラップに包んで冷凍します。

イランは大家族で食べるようで、さくらパパにとっては食材がどれも大きく多いのが悩みです。単身なので少しだけ欲しいのですが、そんな選択肢はありません。「お肉とかもデカ過ぎて困っています」。

イランはアメリカから経済制裁を受けていますが「豊かだな」と実感しているそうです。

「さすがペルシャ帝国の系譜を継ぐ国だといつも感じます」。

きんぴらごぼう:ごぼうは日本から持ち込んだ乾燥ごぼうです。

#07 フルーツ白玉弁当

 

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フルーツ白玉:さくらパパの得意技です。メロンとスイカを丸く!くり抜き、仏モナン社のシロップ青リンゴ味でマリネしてあります。

「くり抜き器」はインドでの専業主夫時代から使っています。

白玉粉は日本からです。代替品は難しいですね。「ライスパウダー」はありますがだんごにはなりません。

「替わりがあれば教えて欲しいです。ライスパウダーだと硬くなりすぎて」。インド時代に試していたのがさすがです。

白玉粉は水ではなく牛乳と砂糖でこねるそうです。フルーツと一緒に冷蔵庫に入れても、おだんごのやわらかさが保たれる気がするのだとか。

砂糖の量は「目分量です。でも砂糖を入れすぎるとゆるくなってしまいます。で、<追い白玉粉>の無限ループに」。

まとめてこねておくところまでしておき、2~3個のかたまりにして冷凍します。食べたくなったら解凍、まるめてゆでます。

「半解凍ぐらいでまだ硬めでまるめるので、砂糖を入れすぎた緩めでもOKです」。なるほど。

ちなみに右端は「タダのヨーグルト」だそうです。でもイランのヨーグルトはとてもおいしいのだとか。かけてあるのはザクロの糖蜜です。

#08 アルメニア産ソーセージ弁当

 

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隣国アルメニア産ポークソーセージのガーリック炒めです。2本で65ドル(7,000円)もしたそうです。イスラム教国なので豚肉はNG、「目がくらんで買ってしまった」そうです。

#09 ラムチョップ弁当

 

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ラムチョップも手に入りやすいようで再三、弁当に入っています。うらやましい…。塩コショウとニンニクを塗って焼いただけです。

「イランのラムはやわらかくてクセもなくてジューシーで、世界一」とイランの人が自慢するのに納得する味だとか。

#10 思い出ナポリタン弁当

 

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スパゲッティナポリタン:高校時代に通ったJR小倉駅に近いカウンターだけの喫茶店がお手本です。

ステーキ皿の上でジュージュー音を立てるナポリタンの真ん中に、落とされた卵を崩しながらいただきます。もう店はなくなりました。たまに恋しくなるそうです。

お弁当では半熟が難しいのに無理して作ってくださいました。

ちなみに前回、紹介したお好み焼きにも思い出がありました。

片面を焼いている間に青ノリをたっぷりふってからひっくり返します。焼き上がったらさらに「追い青ノリ」をふって「ミドリ焼き」にするそうです。

こおばしくておいしいのだとか。「お勧めです」。

「ミドリ焼き」は高校吹奏楽部の友人の影響だそうです。部活の帰りに「なにわ」という店に寄っていました。3種類の具入りは「ミックス」、5種類入りは「ゴックス」との名前だったとか。

「<ゴックス>は高校生にはぜいたくなので、一度も食べたことなかったなあ」。ベタなネーミングといい、ものすごく輝いていたでしょう。地元の店というのがまたいいですね。

なにわ」は店を増やし、いまは5店になっています。「ミックス」「ゴックス」も健在!「ミックス」は豚、エビ、イカ、「ゴックス」は豚、エビ、イカに加えて餅とコーンです。

「ミドリ焼き」も作ってみようと思います。

Kindle出版するBento本のレシピとして「ナポリタン」「フルーツ白玉」は再現決定です。ぜひ楽しみにしていてくださいね。

Author
Chikako Tada
食メディア「Pen & Spoon」編集長。元・朝日新聞記者。ル・コルドン・ブルー・パリ校製菓ディプロム取得。パリⅢ大学で仏語を学ぶ。TOEIC895点。辻調製パン技術講座(通信制)修了。フランス・スイス・NZ・インド・タイ・香港で食セミナー/指導。
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