10歳児と在宅で働く母(私)のための1週間のお弁当記録です。カップや仕切りなし、弁当箱への詰め方の参考にどうぞ。「#見切りレスキュー」と称してフードロス削減(SDGs目標12)もめざしています。予算3ドル(300円)弁当でもあります。
2021年10月1週のお弁当は5回でした。

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月曜日:がめ煮(筑前煮)弁当
がめ煮(筑前煮)です。絹さや(今回はモロッコインゲン)がないと成り立たない「暗い弁当」ですが、10歳児が「あの、お肉で、ごはんに汁がしみたやつ」が好きなので。根菜は「筑前煮パック」の水煮を使いました。2人分ぐらいだと野菜高騰もあり、ムダもないし簡単です。日本、便利すぎ。
チクワは開いてチーズとキュウリをはさんでいます。そしてタクワンさまさま。
火曜日:なすみそグラタン弁当
なすみそ炒めにチーズをのせてオーブンで焼きました。皮は残して帰ってくるかな?と思っていましたがガクの部分だけでした。
落ち込んでいた友人を励ますのに「あれに比べたらリスト」の話を久しぶりに思い出しました。トホホはすぐさま「あれに比べたらリスト」に入れて忘れるに限ります。あとは浮き上がるだけ、もういいことしかない、と思えます。気がラクになりますね。
YouTubeでは豚ひき肉で作りましたが今回は豚こま肉です。豚こまのほうがボリュームが出ていいですね。
ドーンと置いたらあとは緑を少々、相対的に値下がりしているアスパラガスです。みそが味が濃いので、シンプルに塩炒めです。
さつまいもはひたひたの水で煮て、ほとんど水けがなくなったところにはちみつをプシューと大さじ1ぐらいでしょうか。おいしいです。
水曜日:クロックムッシュ
箱に入れていないので「弁当」といえるのか微妙ですが、クロックムッシュ(Croque-Mounsier)です。パリのカフェの定番メニューです。
「クロック」は時計ではなく、英語でいう「クランチー」、カリッとしたとの意味です。「カリッとした紳士」はソース・ベシャメル(ホワイトソース)とハムをはさみ、チーズをのせて焼いたサンドイッチです。食パン(パンドミ)はもう一回り小さいので、日本の食パンでつくるとボリュームがありますね。
17年前!(2004年)に書き始めた自身の「はてなブログ」を検索すると2005年、15区のコメルス通りにあるカフェ(Le Café du Commerceかな)でクロックムッシュを食べた、と書いてありました。パリに製菓留学していたころです。4.2ユーロ、いまは倍以上するのかな。
次にパリに行けるのは…と思うと切なくなるのでやめておきます。
木曜日:トマトそぼろ弁当
ソーシャル経済メディアNewsPicks+dのための写真撮影がこの日、控えていたのでお弁当は10歳児の分一つだけです。撮影用のお弁当の試作です。
キーマカレーのはずがトマトを入れすぎて「トマトソースのカレー味」になりました。おいしいけれど「カレーじゃないね~」。カレーにうるさいインド育ちが言いました。
撮影は何度やっても緊張します。終わったあとはマラソン後のようでものすごく消耗して、ものすごくホッとした感、充実感があって好きです。
金曜日:わかめおむすび
10歳児の通う学校では隔週金曜日が「ピッツァデー」のため、おにぎりだけです。三島食品の「炊き込みわかめ」を混ぜてノリを巻きました。英語にすると両方ともSeaweedですね。三島食品では「わかめ」は「ゆかり」のわき役扱いになっていますが、私は「わかめ」を圧倒的に多く買います。どちらも1970年生まれだそうです。同い年だ…!
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ソーシャル経済メディア「NewsPicks + d」ではコラムとレシピ「今週のお弁当ものがたり」(毎週月曜)を連載中です。
週刊英和新聞「Asahi Weekly」では10月3日号に「Every bento tells a story」(英文)4回目が掲載されました。「かぼちゃコロッケ」を紹介しています。
どうぞよろしくお願いいたします。