海外のスタバから | この冬限定ドリンクと面白フードメニュー

世界のスタバ

[pns_speech_balloon type=”r” name=”Chikako” image=”https://pen-and-spoon.com/wp-content/uploads/2020/08/IMG_0893.jpg”]Happy holidays!コロナ渦で海外が遠いですね。せめては世界中にあるスターバックスの「この冬限定メニュー」で旅した気分になりましょう。実際に訪ねた店で見つけたメニューも紹介します。インドではソバやカレーもありました![/pns_speech_balloon]

目次

2021年でスタバ誕生50年、世界79カ国に店舗3万店

スターバックス第1号店が誕生したのは1971年3月30日、米シアトルのパイクプレイスマーケット(Pike Place Market)です。2021年で誕生50年、何か記念キャンペーンなどがありそうですよね。

世界最大手の統計データベース「Statista」によるとスターバックスの店舗数は2019年、世界79カ国31,256店あるそうです。

日本1号店は1996年8月、東京・銀座の路面店でした。関西1号店は1998年11月、大阪・梅田の商業施設「HEP FIVE」です。どんどん店が増えていき2020年9月現在、1,601店舗になっています。

世界のスタバ「この冬限定メニュー」めぐり

スタバには「ストーリー&ニュース(Starbucks STORIES & NEWS)」というオウンドメディアがあります。物語を重んじるスタバらしいですね。アメリカ、カナダ、中南米、EMEA(欧州・中東・アフリカ)、アジア(日本含む)とページがあります。

現在の(2020年12月24日)のトップページは「スタバのホリデードリンクで世界旅行」です。世界中の期間限定ドリンク14が紹介されています。

日本未発売を紹介します。まず「ジョリー・ベイクド・アップル」味のコールドブリューとラテ(アジア・パシフィック地区)です。タイや香港で発売されています。シナモンが香る焼きリンゴ味だそうです。

ヨーロッパ地区の期間限定は「トリュフ・デラックス・ホットチョコレート」です。おいしそう!ホットチョコレートにチョコ味のホイップクリーム、さらにチョコトリュフがトッピング・・・という「どこから攻めてもチョコ」です。いいなあ。

北米・欧州の店で飲めるのは「エッグノッグラテ」です。

エッグノッグ(Eggnog)とは牛乳ベースに卵、砂糖が基本の飲み物で、カスタードソースみたいです。スパイスやお酒入りもあります。とりわけアメリカではこの時期の定番です。

日本でいうと卵酒というかあたたかいミルクセーキというか…ですね。

このメニューがスタバに登場したのは1986年なのだとか。当時とレシピは同じだそうです。

 

中南米限定なのは「メリー・ストロベリー・モカフラペチーノ」です。ホワイトチョコレートにエスプレッソ、イチゴ味です。色がキュートですね。

海外のスタバから①インドは「ソバ」に「カレー」も

実際に行った店で出会った面白メニューも紹介します。

7年住んだインドでは勤務先に近かったサイバーハブ(Cyber Hub)店、エアロシティ(Aero City)店によく行きました。

とりわけサイバーハブ店は朝8時からオープン、電源とWiFiもあり広くて明るくて重宝しました。トイレが遠い(店内にない)のだけが難でした。

日本の日替わりコーヒーにあたるのはBrewed coffeeです。Sサイズで1杯185ルピー(250円)の表示です。ただし税金などのチャージが20%近いので、日本とそう変わらない感じです。インド中どこにでもあるコーヒーチェーン「Café Coffee Day」(CCD)ならカフェラテでも120ルピー(170円)ぐらいです。

フードメニューは菜食(ベジ)、非菜食(ノンベジ)に分けられています。衝撃はソバ・ヌードル・ウィズ・テリヤキ・チキンです。2年前にはありました。

なぜ君がココに…。チキンはどーんと乗っていてボリューム満点です。説明には「Chicken on a bed of buckwheat noodles」とありますね。「そばヌードルのベッド」にチキンがのっている…ということはメーンはチキン、確かにそばが見えません。

スターバックスのそば

Photo by Chikako TADA

ちらっとみえるソバは夕方になるとたいてい、カピカピに乾いていました。290ルピー(400円、税抜)でした。

いまはインドのサイトに掲載されていません。期間限定にしては1年以上、あった気がします。香港のスタバでも同じようなメニューがあったようです。

インドらしくカレーもあります。ベジはパニールマカニ(カッテージチーズ入りトマト味)、ノンベジはチキンカレーですね。

海外のスタバから②香港のレトロ店でコーヒーパン

香港らしいスターバックスが10年以上前からあります。映画のセットのようで店内に入ればそこは60年代香港、ミッドレベル地区らしい、階段通りのわきのビルにあります。「コンセプトストア」の先駆けでしょう。

香港のレトロスタバ

Photo by Chikako TADA

星巴克と漢字で書くのがピッタリな感じで、テーブルも椅子も古めかしいのです。天井にはファン、壁には赤や黄色のキッチュなハエたたき!や牛乳缶が飾られていました。50〜70年代の喫茶店(冰室)のイメージで作った…とのことです。

コーヒーカクテルバンズ

Photo by Chikako TADA

この店限定というコーヒーカクテルバンズ(珈琲鶏尾包)12香港ドル(160円)をいただきました。シャリシャリしたココナッツフィリングのコーヒー味です。ちょっと微妙でした…これもいまはないようです。

そういえば中華圏のスタバでは中秋節(旧暦8月15日)のころになると、スタバのロゴ入り月餅が売り出されます。カラフルですね。

スターバックスはコーヒーからどんどん物語を広げていますね。「ストーリーズ」はブックマークしたので折々、チェックしていきたいと思います。

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この記事の著者

多田 千香子のアバター 多田 千香子 Pen&Co.代表取締役CEO

食メディア「Pen & Spoon」編集長。1970年、岡山県備前市生まれ。県立岡山朝日高校、岡山大学法学部卒。1993年、朝日新聞社入社。記者・編集者として12年余り勤務。2005-2007年、フランス・パリ在住。料理学校ル・コルドンブルー パリ校製菓上級課程修了。「パリのおやつ旅のおやつ」(朝日新聞出版)「パリの小さなキッチン」(レイチェル・クー著、翔泳社)など著書・翻訳書8冊を出版。辻調製パン技術講座(通信制)修了。2013-2020年、インド・グルガオン在住。インド三井物産などで勤務。コロナ禍で2020年に帰国後、食メディア「Pen & Spoon」を創刊。2023年6月、Pen&Co.(ペンアンド)株式会社を共同創業。週刊英和新聞Asahi Weekly(英文)でコラム連載。

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