弁当への詰め方:切り方でバリエーション自在
卵焼き器は12~13㎝幅が一般的で、私の手元にあるのも13㎝ぐらいです。焼くときにはどんな幅で焼こうか、切るときにはどれぐらいの幅で切ろうか…。気分で替えています。
6枚切り:いちばん多いのは6枚切り(食パンみたいですね)です。2人分なので3切れずつになるからです。何でも「3つ」だと収まりがよいというか、美しいとどこかで読んで以来、「3」になるよう意識しています。
下の写真、左の弁当は切り口を上にしていますが、右は斜めに少しズラして場所稼ぎ(!)しています。
8枚切り:こちらは8枚切り、厚み1㎝ほどですね。ご飯の上にのせています。
キューブ焼き:正四角柱に焼いて6個に切っています。巻きすでギュッとしめていますね。ハムの丸とのコントラストを狙って…というのは後付けです。
斜め切り:斜めに切って互い違いに詰めています。寿司屋さんカットではありませんが、これだけでも弁当が立体的になって変化が出ますね。
寿司屋カット
:寿司屋さんふうのカットです。いなりずしだったこと、あとは思いのほかすき間が空いてしまったのに「バッファーおかず」がなくて、埋まりそうになかったためです。寿司屋さんの切り方は一切れでもカサが増すのでいいです。慣れれば簡単です。
はちみつミルク卵焼きのレシピ:寿司屋の切り方、おつまみにも
道具
- 卵焼き器
- ターナー
- ざる
材料
- 卵 - 3個
- 牛乳 - 大さじ1.5
- はちみつ(または砂糖) - 大さじ1
- ごま油(またはサラダ油) - 小さじ1
作り方
- ボウルにざるをのせて卵3個を割ります。
- お箸かフォークで軽く溶きます。
- 牛乳大さじ1.5を混ぜます。
- はちみつ大さじ1を加えます。砂糖ならざるを通さず直接、卵液に加えます。
- ざるの下に卵液が残っているので忘れずお箸で落とします。
- ざるに残るのがカラザです。
- 卵焼き器を弱火にかけます。ごま油かサラダ油小さじ1を入れて広げます。
- 卵液を1/3ずつ3回に分けて注ぎます。1回目。すぐ箸でかき混ぜます。
- 半分ほど火が通ったらターナーに持ち替えます。
- 手前に寄せていきます。
- くるっとひっくり返してまとめます。
- 手前に寄せたら2回目の卵液を加えます。箸でかき混ぜます。
- お箸で反対側に寄せます。巻かなくてOK、ただ寄せてください。
- 反対側にターナーを差し込みます。
- ターナーでコロッと手前に転がします。
- 手前に寄せながら棒状にまとめます。
- また転がします。向こう側にギュッと押し付けます。
- 片方に寄せてから残りの卵液を注ぎます。
- 半熟になったら棒状になっている卵を向こう側に寄せていきます。
- 中心あたりまで寄せたらターナーでひっくり返します。エイヤッ。
- 向こう側にターナーを差し入れ、ペタペタくっつけます。
- くっついたら手前にひっくり返します。
- ボウルに少量残っていた卵液をたらします。凹凸を埋めるのにちょうどいいです。
- 転がします。ターナーでギュッと押さえて形づくります。寿司屋さんふうに切るならしっかり角を作ります。座りがよくなります。
- 卵焼き器から取り出します。角がまるければ巻きすで締めて角を作ると切ったあと安定します。
- 2~2.5㎝幅に切ります。12㎝幅の卵焼き器なら5等分です。
- 切り口を上にします。中心に包丁で切り込みを4㎝ほど入れます。両端1㎝ずつは切りません。
- 包丁を2往復ぐらいさせて下までしっかり切ります。
- 焼き面を上にします。対角線より1㎝ほど内輪画を斜め45°に切ります。
- 切るのは切り込みを入れたところまでです。厚みの半分です。ひっくり返します。
- 反対側の焼き色がついた面も切ります。先ほどと同じ向きのまま包丁を当て、斜め45°に厚みの半分までカットします。
- 切り口を上にして両手でそっと外します。最初に切った切り込みの両端を押さえると外しやすいです。
- スッと外れました!パズルが外れるようで楽しいです。
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Notes
- ざるで卵液をこすのはカラザを除くため、卵白のコシを切って焼きやすくするためですが、よく混ぜればしなくてもOKです。
- はちみつではなく砂糖を入れる場合は牛乳の前に加えてよく混ぜてください。底にたまりやすいです。
- メープルシロップでもおいしいです。少し焦げやすくなる気がします。
- 砂糖の替わりとしてみりんを使うのはお勧めしません。味がぼやけます。
- 牛乳を切らしていたら同量のマヨネーズを入れます。少しだけプリプリした食感になります。
- 卵2個で作る場合:卵2個、牛乳大さじ1、はちみつ(または砂糖)小さじ2です。