定番の三色弁当です。鶏そぼろは少し汁気があるぐらいがごはんに味がしみて食べやすいです。そぼろをご飯の下にもひそませて二重にすると「ごはんを掘ったら(!)またそぼろが出てきた」と喜ばれます。
そぼろの思い出:母の弁当・JAL機内食
岡山で育った高校時代は亡き母のお弁当でした。鶏の照り焼き、三色弁当が定番でした。もう二度と食べられません。夕食にも出ていたなあ。甘辛くて、ほっとしますね。いまは9歳児に作っています。大きくなって「オカーサンの弁当、しょっちゅうそぼろ、入っていたなあ」と思い出すかな。
7年住んだインド時代、日本へ一時帰国するフライトの機内食にもよく出ました。デリー~成田便です。インドでノンベジ(非菜食)といえば鶏がメーンです。そのせいか鶏そぼろ丼はしょっちゅう、お目にかかりました。ホッとしました。小さいおそば、フツーにおいしいインド大手Mother Dairyのアイスクリームも。7年で何回、乗ったでしょうか。
2019年春には大豆ミート使用のそぼろ弁当も登場したようですね。
そぼろアレンジ:カレー粉でカレー味に
本帰国した2020年8月、日本で初めて作った弁当も三色丼でした。ちょうど半年前です。インドでロックダウンに見舞われ、お弁当を作ったのが8カ月ぶりでした。ごはんは作っていたのに、弁当となると久しぶりに車を運転するような感じでした。このそぼろは豚肉なのでちょっと脂が白く浮いています。お弁当には鶏ですね、やはり。
私の作り方が下手なのか、味が濃すぎるのと少し水けが足らなくなるのでみりんを入れるレシピに落ち着きました。
カレー味もあいます。少ししょうゆを減らしてカレー粉を入れるだけです。ぜひ作ってみてくださいね。
三色そぼろ弁当のレシピ
道具
- 鍋
- 卵焼き器
- ざる
材料
薄焼き卵(16㎝×12㎝4枚)
- 卵 - 2個
- きび砂糖 - 大さじ1
- 牛乳 - 大さじ1
- 片栗粉 - 小さじ1
- ごま油(またはサラダ油) - 小さじ1
ごはん(できあがり370g)
- コメ - 170g(200ml)
- 水 - 200ml
おまけ(なくてOK)
- ミニトマト - 4個
- 紅しょうが - 小さじ2
作り方
鶏そぼろ
- 鶏ひき肉200g、しょうゆ大さじ3、酒大さじ2、みりん大さじ2、砂糖大さじ2を鍋に入れます。
- 調味料が全体にいきわたるように菜箸で混ぜます。
- 中火にかけます。混ぜながら5分ほど火を通します。
- もう少し色が茶色になるまで煮つめます。
- 色が濃くなればOKです。少し汁気があるぐらいがしっとりしておいしいです。
薄焼き卵
- 小さいボウルにザルをのせます。砂糖大さじ1、牛乳大さじ1、片栗粉小さじ1をザルに入れます。
- 卵2個を入れます。
- ザルの上から混ぜてこします。
- 砂糖が底にたまりがちなのでよく混ぜます。
- サラダ油小さじ1を卵焼き器か小さいフライパンに入れます。弱火にかけます。キッチンペーパーで広げます。
- 卵液を流します。卵焼き器の大きさにもよりますが大さじ2~3ぐらいです。
- 鍋肌が透けないぐらいに流します。
- 表面が乾いてきたら菜箸かフライ返しで周辺をぐるっとめくります。
- そっと持ち上げます。焼くのは片面だけです。
- 卵焼き器をひっくり返して皿に移します。残りの卵液も同様に焼きます。
- そのまま重ねて冷まします。
- くるくる巻きます。長辺でも短辺でもかまいません。2枚ずつ巻いてもOKです。
- 1~2㎝幅にカットします。
ほうれんそうマヨ和え
- フライパンに2㎝ぐらいお湯を入れます。強火にかけて沸騰させます。塩小さじ1を加えます。
- 洗ったほうれんそう1束を茎のほうから入れます。1分ぐらいゆでます。
- 葉の部分を先に湯に浸します。葉っぱの部分も湯に浸します。
- しんなりしたら上下をひっくり返します。
- すぐ水にさらして冷やします。アクを抜くためときれいな緑色にするためです。ギューッと絞ります。
- 2~3㎝幅に切ります。
- マヨネーズ大さじ1、みそ小さじ1を加えて混ぜます。
Video
Notes
- 緑は何でもかまいません。ピーマン、さやえんどう、菜の花、いんげんなど。
- 子どもが野菜だけでは残すので鶏そぼろを全面に敷いています。
- ごはんは野菜をのせる部分には少なめに詰め、野菜が多く入るようにしています。
- アレンジにカレーそぼろも。基本の分量のしょうゆを大さじ2に減らし、カレー粉大さじ1/2を入れます。