甘いいなり寿司のレシピとお弁当箱への詰め方を紹介します。酢がなければレモンや柚子などかんきつ果汁でOK、だしなしでもおいしいです。飾りをのせるとおかずなしでもはなやぎますね。
酢なし・だしなしOK
7年住んだインドではかんきつ果汁で寿司酢をつくっていました。どこでも手に入る「ニンブー」と呼ばれる小ぶりのシトラスです。
専用の絞り器もあってインドの食卓には欠かせません。
パーティーでおいなりさんを量産したかったことがありました。日本から持ち込んだ米酢が惜しくて(すみません)「ニンブーでどうかな」と使い始めたのがきっかけです。
砂糖や具としてゴマが入ると本当に分かりません。ちょっとさっぱりしているかな?という感じです。瓶入りのレモン果汁やユズ果汁、かぼす果汁でも作りました。それぞれおいしいです。
油揚げの甘煮も当然、貴重なだしをケチって(!)「だしなし」でした。甘くてこってりした感じは子どもが喜びますね。
油揚げの甘煮は作り置きに:弁当の「仕切り」にも
油揚げの甘煮は作り置きにいいですね。1週間ほど持ちます。おいなりさんにするほか、お弁当の「仕切り」にも使っています。ゆでた水菜のマヨネーズ和えを詰めて「水菜いなり」に。ポテトサラダを入れたこともあります。
お店でも買えますが自家製はやはりおいしいです。ぜひ作ってみてくださいね。
いなり寿司弁当のレシピ
道具
- 鍋
- 包丁
材料
- コメ - 1合(180ml、150g)
- 水 - 180ml
- だし昆布(なくてもOK) - 5㎝
- 白ごま - 小さじ1
飾り
- 桜の花の塩漬け - 10個
- 菜の花 - 1束
- 塩 - 小さじ1
- ゆでキャベツ(またはレタスなど) - 2~3枚
作り方
飾りの準備・油揚げの甘煮
- 菜の花1束は洗います。鍋に水を2㎝ほど入れて沸騰させます。塩小さじ1を入れます。菜の花を下部から入れます。
- 30秒ほどで上下をひっくり返します。1分ほどゆでます。
- すぐ流水にとって冷まします。水けを絞ります。
- 半分ぐらいに切ります。上部だけ使います。下部は別の料理にどうぞ。
- 桜の花の塩漬け10個は水に30分ほどさらします。ふきんかペーパータオルで水けをふきます。
- 油揚げ5枚は半分に切ります。沸騰したお湯で3分ほどゆでて油を抜きます。味をしみこみやすくするためです。
- ざるにとります。冷めたらかるく押して水けを切り、鍋に戻します。
- 水200mlを加えます。
- きび砂糖大さじ3を入れます。
- しょうゆ大さじ2を入れます。
- 中火にかけます。沸騰したら弱火にします。落しぶたかオーブンシートをのせます。
- 15分ほど、汁けがほとんどなくなるまで煮ます。
- 汁けが少し残る程度で火を止めます。
寿司酢と酢飯
- 塩小さじ0.5、砂糖小さじ2、酢大さじ1.5を混ぜます。
- コメ1合(180ml、150g)は洗って20分ほど水180mlに浸します。あればだし昆布を入れて炊きます。
- 炊けたらかるくごはんをほぐします。
- 温かいうちに寿司酢を混ぜます。しゃもじで受けて全体に散らします。
- 白ごま小さじ1を散らします。
- あおぎながらしゃもじで切り混ぜます。酢飯340gほどができあがりました。
- 油揚げの煮汁を少したらして指先と手のひらを湿らせます。酢飯がくっつきにくくなります。
- 酢飯を大さじ2ほど手のひらにのせます。俵型にかるく握ります。
- 10個作ります。
Video
Notes
- 酢の替わりにレモンやすだち、ユズ、ライム果汁でもつくれます。
- 寿司酢の割合は塩:砂糖:酢(またはかんきつ果汁)が1:4:8です。
- コメ2合=塩小さじ1、砂糖小さじ4、酢大さじ3