初夏のラトビア、田舎で味わう【Asahi Weekly機内食コラム2026年11/1号】

ビーツのサラダ
前列左から)ライ麦パン(ディル入りバター添え)ルーイエナ・サラダ、赤えんどう豆とベーコン。後列左から)ラトビアのハーブティーPLUKT、アップルジュース、ディルポテトⒸPen&Spoon

朝日新聞社発行の週刊英字新聞Asahi Weeklyに連載している英文コラム「In-flight meals:In the sky or at homeーあったらいいな、機内食」8回目は2026年11月1日号で、ラトビアの小さな町について書きました。レシピはビーツのサラダです。

目次

ばったり出会う率が高過ぎる

ラトビアとの縁は2025年大阪・関西万博がきっかけです。伝統のサウナを紹介するプログラムが2025年4月にあり、会場側のスタッフとして担当しました。ラトビアの衣装をまとったサウナマスター(サウナを仕切る人)の歌声にみせられました。とはいえ8か月後に現地に旅立てるとは、予想もしていませんでした。

人口180万人の小さい国ゆえか縁があるのか、旅行者の私でさえ知り合いに偶然、出会います。首都リーガの旧市街にある伝統衣装の店、リーガの裏通り、郊外で開かれる民芸市でも「あ!」と、見覚えのある顔がひょいと現れます。

Asahi Weeklyで紹介するレシピをビーツのサラダにしたのは、簡単で地域性を感じさせるからです。添える黒パン(ライブレッド)は意外に売っていなくて、何店かパン屋さんを回りました。ディルポテトはラトビアのスーパーで買ったミックススパイスを使いました。ちょっとガーリックが効いて、ビールにあいそうな味になりました。

コカ・コーラが手に入りづらかった1970年代に生まれた、コーヒーとアップルジュースを混ぜる「地元のコーラ」も再現しようとしましたが、現地で飲んだのとは別物でした。甘さが足らなかったのか…。色合いも微妙だったのであきらめ、プレートでは単にアップルジュースにしています。

「In-flight meals:In the sky or at homeーあったらいいな、機内食」週刊英和新聞Asahi Weeklyで原則、第1週号に連載のコラム。「機内食」を入り口に、旅や食のストーリーをつづる。 「この路線でこんな機内食が出てきたらいいな」というイメージで、料理をプレートに仕立てる。簡単につくれるレシピ付き。英語で400ワード程度。

ビーツのサラダ

ビーツのサラダ

ビーツの旬は初夏と晩秋です。生が手に入らなければレトルトや缶でもOKです。
Prep Time 15 minutes
Total Time 15 minutes
Servings: 4 人分
Course: サブおかず
Cuisine: わくわく洋食

Ingredients
  

  • 100 g ゆでたビーツ
  • 100 g キュウリのピクルス
  • 120 g グリーンピース(冷凍)
  • 60 g サワークリーム 大さじ4
マスタード、塩、こしょう:お好みで

Method
 

  1. ビーツとピクルスをサイコロ状に切ります。
  2. すべての野菜をボウルに入れます。
  3. サワークリーム、マスタード、塩、こしょうを加えて和えます。

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この記事の著者

多田 千香子のアバター 多田 千香子 Pen&Co.代表取締役CEO

食メディア「Pen & Spoon」編集長。1970年、岡山県備前市生まれ。県立岡山朝日高校、岡山大学法学部卒。1993年、朝日新聞社入社。記者・編集者として12年余り勤務。2005-2007年、フランス・パリ在住。料理学校ル・コルドンブルー パリ校製菓上級課程修了。「パリのおやつ旅のおやつ」(朝日新聞出版)「パリの小さなキッチン」(レイチェル・クー著、翔泳社)など著書・翻訳書8冊を出版。辻調製パン技術講座(通信制)修了。2013-2020年、インド・グルガオン在住。インド三井物産などで勤務。コロナ禍で2020年に帰国後、食メディア「Pen & Spoon」を創刊。2023年6月、Pen&Co.(ペンアンド)株式会社を共同創業。週刊英和新聞Asahi Weekly(英文)でコラム連載。

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