弁当をつくって(コロナで半年ほど中断しましたが)5年目です。7年住んでいたインドでは手に入る食材が限られていました。あの手この手を試しましたが裏技などなく、みるみるガンが治ることも2週間で10キロやせるおかずもないまま(!)現在にいたります。
シンプルなことばかりですが私なりの方法をシェアします。
1:味付け・調理法を取り混ぜる
どうしてもメーンはしっかり味=しょうゆ系が多くなるので、わき役おかずはマヨネーズ、ケチャップ、塩などにします。きんぴらなら塩きんぴらが多いです。
酢の物とかマスタード味とか、辛いものも入れたいところですが9歳児が食べないので…。少しずつ入れています。
調理法もなるべく焼く・揚げる・ゆでるを取り混ぜるようにしています。
2:「ながいもの」には巻かれろ
何でも巻くのが好きです。ゆでキャベツ、ハム、薄焼き卵、ちくわの開き…。かたちの決まらないおかずも巻けば詰めやすいし、仕切りもいりません。
市販の弁当っておかずごと、いちいちカップに入っていたり仕切りがあったりしますよね。なぜあんなに分けるのだろう。食べられないものを入れて、残って戻ってくるのが苦手なのもあります。仕切りたいならレタスとか青じそを使います。
3:マンネリではなくアイコンであるという自信を
私の場合は「にんじんフォーク」です。
インドにいたころはクッキー型を山ほど持っていたので他の型でも抜いていましたが、何となくおさまりがいいのでフォークが定番になりました。「オカーサンのつくる弁当、いつも入っていたなあ」とずっと覚えていてくれたらいいかな、と思っています。
「ワンパターンおかず」ではなくて「弁当アイコン」なのだ!だから脱却しなくていいのだ!と積極評価すれば、作る側も食べる側もうれしくなりませんか。
「卵焼きは必ず入れる」「ミニトマトとにんじんは食べてくれるので入れる」など、決めるとラクですね。近ごろは「ちくわなると」もアイコン化しつつあります。
ちくわなるとのレシピ
4:「バッファーおかず」で調節・上げ底・3D化
ハムやらキャベツやらで巻き巻きした「かたちの決まったおかず」も必要ですが、すき間埋めのための「バッファーおかず」もいります。ないと弁当に動きが出ないというか。
にんじんの千切り(たいていラペか塩きんぴら)が最多出場です。
弁当を立体的に詰めるために野菜は長めに切るのが好きです。
にんじんの千切りやほうれんそうのおひたしなど、8~10㎝でしょうか。
こんもりと立体的に詰めるには、ふつうの長さ(5~6㎝)だとぺったりしてしまいます。小松菜や水菜、ラデッシュなどは切らずに結ぶこともあります。立体的にみせるためです。
参考になるものがひとつでもあればうれしいです。