鶏から揚げのレシピ | 片栗粉と卵の衣 | 冷めてもおいしい

から揚げ
カリッとした衣、しっかりした味付けでごはんがすすみます。冷めてもおいしいです。
から揚げ

鶏から揚げのレシピを紹介します。お弁当に向くのは「しっかりめの味付け」「クリスピーが持続」の2点です。地球上どこでも「鶏から食べたい!いますぐ!」となっても作れるといいですよね。少ない油で二度揚げします。

目次

原点は岡山のドライブイン「大阪屋」の鶏から揚げ定食

私の「鶏から原風景」は故郷・岡山です。

実家近くのドライブイン「大阪屋」へ行くと決まって頼んでいました。うずら卵入りの中華スープ(刻んだネギが浮かんでいた)とゴマだれがついています。完食できたのは小3ぐらいです。私が小4の時に亡くなった父が一緒だった記憶があるので。

お腹がパンパンで苦しくて、でもずいぶん大人になった気がしました。

2020年の正月にも訪ねました。カリカリして変わらない味でした。一緒に行った甥っ子たちは雰囲気があまりに昭和ローカルでたじろいでいました。ええやん。

大阪屋

Photo by Chikako TADA

インドで鶏から揚げ:ブリティッシュスクールのレシピ

から揚げ粉を使うかテキトーに作っていた鶏から揚げですが、7年住んだインドで定番を手にしました。コドモが4年余り通ったザ・ブリティッシュスクールの行事「インターナショナルデー」がきっかけです。

国ごとに名物料理を出店し、日本勢は毎年「鶏から揚げ」と「太巻き」を出していました。当時は銀行で働いていたので簡単な「から揚げ」担当にしてもらいました。代々受け継がれた詳しいレシピもいただき当日朝に2キロ分、100個を揚げました。安定の人気ですぐ売り切れたようです。

ジューシーでショウガとニンニクが効いていて、以来「ブリティッシュスクールのレシピ」をベースに作るようになりました。塩と卵を加えるのが自分なりにアレンジした点です。

インターナショナルデーとは違って白ごはんのおかず、しかも弁当に入れるので味も衣もしっかりめに、というわけです。

インドで最後に暮らした友人宅の近くにあったチベット料理店にも「Karaage」はありました。「Karage Chicken」です。

から揚げ

Photo by Chikako TADA

ドリンク付きで199ルピー(300円)です。ボリュームたっぷりでアツアツで、衣が何というか…ごつくて。コドモが学校帰りに寄りたがったので何度も行きました。

新型コロナウィルスの拡大でロックダウン(都市封鎖)となって結局、インドで最後の外食がKarageということになりました。

karage

Photo by Chikako TADA

から揚げのレシピ:基本をマスター、味つけ自在

から揚げ

鶏から揚げ | 片栗粉、卵入りの衣

カリッとした衣、しっかりした味付けでごはんがすすみます。冷めてもおいしいです。
調理 | Cook: 25 minutes
合計 | Total: 25 minutes
お弁当おかず
定番の和食
いつでも
原材料:
ピーナッツフリー
乳製品不使用
Cost: 500円

道具

分量 : 2 人分
材料   
  • 鶏もも肉 - 300g
  • しょうが - 大さじ1
  • にんにく - 小さじ2
  • - 大さじ1
  • しょうゆ - 大さじ1
  • - 小さじ½

ころも

作り方

  • 材料をそろえます。鶏肉300gは揚げる30分前に冷蔵庫から出しておくのがよいです。
    材料
  • 白い筋があれば包丁で除きます。縮むのを防ぎます。
    筋を切る
  • 塩小さじ½をふってもみこみます。
    塩
  • プラスチックバッグやポリ袋に入れます。
    ポリ袋に入れる
  • ニンニク小さじ2は皮を除いてすりおろして加えます。
    ニンニク
  • おろししょうが大さじ1を加えます。今回はチューブ入りを使いました。
    しょうが
  • お酒大さじ1を加えます。
    酒
  • しょうゆ大さじ1を加えます。
    しょうゆ
  • 口を閉じて袋の上から軽く押さえて全体に調味料を行きわたらせます。そのまま10分ほど休ませます。
    上からやさしく
  • 0.5個を溶きます。
    卵を溶く
  • 鶏肉に混ぜます。
    半分
  • 余分な卵液を除いてから一切れずつ片栗粉大さじ4をまぶします。
    片栗粉
  • 少し押さえるようにしてまんべんなく衣をつけます。
    まんべんなく
  • サラダ油をフライパンに注ぎます。1㎝深さぐらいです。
    油
  • 中火にかけます。お箸をつけると細かい泡が出始めたら(170℃)OKです。
    中火で
  • 一切れずつ鶏肉をそっと入れます。
    鶏肉を入れる
  • 3分ほど揚げます。
    3分揚げる
  • 途中で上下をひっくり返します。
    ひっくり返します。
  • 取り出します。3分ほど休ませます。
    取り出す
  • 第2弾も3分ほど揚げます。
    揚げる
  • 休ませていた第1弾を鍋に戻し、少し高温(180℃)で1分揚げます。
    2度揚げ

Video

Notes

  • 塩と酒は必ず入れます。お肉のくさみをとるためです。焼酎や白ワインでも。
  • しょうゆ大さじ1⇒同量の中華スープ(顆粒)/塩こうじ/カレー粉などでも。
  • ニンニクはなしでもOK、ショウガはあったほうが好きです。
  • 片栗粉の半量を小麦粉にするとジューシーですが、お昼には少しべたつく気がします。お弁当向きなのは片栗粉ですね。
  • 卵はなくてもOKです。入れると衣がしっかりして詰めやすいです。
  • さらにひと手間ですが、最初に揚げたら竹串で5カ所ほど刺してから二度揚げしても。空気が抜けてカリッとします。
さあ、作りましょう!#ペンとスプーンのハッシュタグをつけてご自身のFacebook, Instagram, Twitterに投稿してくださいね。
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この記事の著者

多田 千香子のアバター 多田 千香子 Pen&Co.代表取締役CEO

食メディア「Pen & Spoon」編集長。1970年、岡山県備前市生まれ。県立岡山朝日高校、岡山大学法学部卒。1993年、朝日新聞社入社。記者・編集者として12年余り勤務。2005-2007年、フランス・パリ在住。料理学校ル・コルドンブルー パリ校製菓上級課程修了。「パリのおやつ旅のおやつ」(朝日新聞出版)「パリの小さなキッチン」(レイチェル・クー著、翔泳社)など著書・翻訳書8冊を出版。辻調製パン技術講座(通信制)修了。2013-2020年、インド・グルガオン在住。インド三井物産などで勤務。コロナ禍で2020年に帰国後、食メディア「Pen & Spoon」を創刊。2023年6月、Pen&Co.(ペンアンド)株式会社を共同創業。週刊英和新聞Asahi Weekly(英文)でコラム連載。

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