クリームシチューのレシピ | ルーから作る

クリームシチュー
ごはんにあうシチューです。ルーから作ります。ブイヨンは入れず野菜のうまみを味わいます。
クリームシチュー

市販のルーなしでつくるクリームシチューのレシピです。白菜を入れるとごはんにあいますね。白菜なしでももちろん作れます。ソース・ベシャメル(ホワイトソース)がつくれると料理の幅が広がります。

目次

ホワイトソースはバター:粉:牛乳が1:1:10

ソース・ベシャメル(ホワイトソース)はバター:小麦粉:牛乳の重さが1:1:10で作るのが基本です。

バターを溶かして小麦粉を10分炒め、火を止めてから冷たい牛乳を入れるとダマになりにくいです。ダマになってもザルでこせばOKです。火に戻して泡立て器で混ぜてできあがりです。私はタイマーを20分にセットして、17~8分で仕上げます。

時短でも手間なしでもありません。でもマカロニチーズにグラタンやドリアまで一網打尽、市販品に頼らずつくれるようになります。

海外に住むことになればなおさらです。ルウを日本から運んだり、海外で割高な輸入品に手を出したりせずに済みます。

牛乳、小麦粉、バターで作れるのだからおそらくほぼ世界中で再現可能、ボーダレス和食です。

クリームシチューの具:さつまいも、白菜

インドに住んでいたころカレーやシチューのルウを本帰国する人からよくいただきました。余談ですがシチューはパッケージが「青地に白」が多数派です。白は分かるのですが青はなぜだろう。ハウスの昔ながらのルウは赤なのに。

私の定番の具はさつまいも、白菜、ブロッコリ、玉ねぎ、にんじんです。子ども時代はカレーと比べるとそれほど好きではありませんでした。おでん同様、ごはんのおかずにならないというか。

白菜を入れるようになってごはんと一気に相性よしになりました。とろーり、あたたかい気分になりますね。ぜひ作ってみてくださいませ。

白菜たっぷりクリームシチューのレシピ:野菜のうまみトロリ

クリームシチュー

ルーから作るクリームシチュー

ごはんにあうシチューです。ルーから作ります。ブイヨンは入れず野菜のうまみを味わいます。
調理 | Cook: 1 hour
合計 | Total: 1 hour
ごはんもの・メーンおかず
わくわく洋食
秋の実り
冬いいね
原材料:
ピーナッツフリー
卵不使用
制作: Chikako TADA

道具

分量 : 4 人分
材料   
  • 鶏もも肉 - 300g
  • - 小さじ½
  • 玉ねぎ - 1個(200g)
  • にんじん - 1本(200g)
  • さつまいも - 1本(200g)
  • ブロッコリー - ½個(200g)
  • 白菜 - 個(200g)(なくてもOK)
  • - 200ml(白菜がない場合は300ml)
  • サラダ油(またはバター) - 大さじ1

ソースベシャメル

作り方

  • ソースベシャメルを作ります。鍋にバター30gを入れて弱火で溶かします。火を止めます。
    バター
  • 薄力粉30gを一度に入れて木べらでよく混ぜます。
    粉を加える
  • 粉けがなくなれば火をつけます。弱火にします。
    混ざってから
  • 弱火で5分ほど炒めます。最初はもったりしていますが5分ほどでサラッとした液体状になります。焦がさないように気をつけて。火から外します。
    炒める
  • 冷蔵庫から出したての牛乳300mlを一気に加えます。ルーと牛乳に温度差があるとダマになりません。
    牛乳
  • 泡立て器で混ぜながら弱火にかけます。塩小さじ½を加えます。
    塩
  • たえず混ぜながら5分ほど煮ます。
    とろり

シチューをつくる

  • 鶏もも肉300gは筋があれば切って除きます。
    鶏肉
  • 12等分にカットします。
    カット
  • まんべんなく塩小さじ½をふっておきます。
    塩をふる
  • にんじん1本は皮むき器で皮をとってから乱切りにします。
    にんじん
  • さつまいも中1本は皮つきのまま乱切りにして水に10分ほどさらします。
    さつまいも
  • 白菜個は横4つに切ります。
    白菜
  • ブロッコリー½個は小房に分けます。
    ブロッコリー
  • 茎は1㎝幅ぐらいに切ります。
    軸はカット
  • 玉ねぎ1個は縦半分に切り、切り口を下にして4等分、くし形に切ります。
    玉ねぎ
  • 大きめの鍋にサラダ油大さじ1を熱して鶏肉を炒めます。
    鶏肉を炒める
  • にんじんと玉ねぎを加えて混ぜます。
    にんじん
  • 水を切ったさつまいもを加えます。
    さつまいも
  • ブロッコリの茎を加えます。小房はあとから入れます。
    ブロッコリ茎
  • 200mlの水を加えます。少ないようですが野菜から水けが出るのでOKです。
    水
  • 白菜をかぶせるように入れます。ふたをして5分、中火で煮ます。
    白菜
  • 5分後です。白菜がくったりしています。
    5分煮る
  • ソースベシャメルをすべて加えます。
    ソースベシャメル
  • お玉やフライ返しでザッと混ぜます。10分煮ます。
    混ぜます
  • とろりとしています。
    10分煮る
  • ブロッコリの小房を加えます。ふたを5分ほど煮て火を通します。
    ブロッコリの房
  • ごはんにたっぷりかけてどうぞ。
    ごはん

Video

Notes

  • 具のさつまいもはじゃがいもでも。白菜を入れると水分が出てとろりとします。なければ水を増やしてくださいね。
  • にんじん、さつまいも、ブロッコリの茎は早く入れてやわらかく、ブロッコリの小房は最後に入れてかためと食感の違いを楽しみます。
さあ、作りましょう!#ペンとスプーンのハッシュタグをつけてご自身のFacebook, Instagram, Twitterに投稿してくださいね。
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この記事の著者

多田 千香子のアバター 多田 千香子 Pen&Co.代表取締役CEO

食メディア「Pen & Spoon」編集長。1970年、岡山県備前市生まれ。県立岡山朝日高校、岡山大学法学部卒。1993年、朝日新聞社入社。記者・編集者として12年余り勤務。2005-2007年、フランス・パリ在住。料理学校ル・コルドンブルー パリ校製菓上級課程修了。「パリのおやつ旅のおやつ」(朝日新聞出版)「パリの小さなキッチン」(レイチェル・クー著、翔泳社)など著書・翻訳書8冊を出版。辻調製パン技術講座(通信制)修了。2013-2020年、インド・グルガオン在住。インド三井物産などで勤務。コロナ禍で2020年に帰国後、食メディア「Pen & Spoon」を創刊。2023年6月、Pen&Co.(ペンアンド)株式会社を共同創業。週刊英和新聞Asahi Weekly(英文)でコラム連載。

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