ゆずが香るホワイトチョコのキャラメルのレシピを紹介します。とろーり、すっぱーい、あまーいのめくるめく連鎖、お店で買えなくなりますよ。
目次
私が買うより自作する理由
食品はロジを考えた瞬間、妥協と劣化とのせめぎあいです。長持ちさせるにはいろいろなものを足したり引いたりしないといけません。
何でも手作りがいいとは思いません。手作り至上主義ではありません。ブランドで満たされる喜びやおいしさもあります。ただ時間もお金も限りあるリソースなら、味や満足度や「おもしろみ」を優先したいと思います。
そう、頭で味わってばかりではおもしろくない。自作の、ロジも時短もインスタ映えも1%も考えていない、たとえば鍋底をぬぐった指先のキャラメルの、何と秘めやかにして甘美な味わいか。心が満たされるか。腕前なんて関係ないです。
スーパーのいつもの材料でも圧勝です。ぜひ作ってみてくださいね。
チョコレートのレシピは拙著にも掲載しています。
オトナの味・ゆずキャラメルのレシピ
Cost: 500円
道具
- 鍋
分量 : 個(2㎝角)
材料
- 生クリーム - 140g
- ゆず果汁 - 60g
- グラニュー糖 (てんさい糖) - 80g
- はちみつ - 20g
- ホワイトチョコレート - 40g
- ゆずの皮 - 1個分
作り方
- 材料をそろえます。ゆず果汁は1個あたり15mlぐらいです。瓶詰めでもかまいません。オーブンシートを6㎝×18㎝の角型(パウンド型など)に敷いておきます。
- ホワイトチョコ40gは手で割ります。
- 大きめの鍋に生クリーム140g、ゆず果汁60g、砂糖80g、はちみつ20gを入れて中火にかけます。
- 軽く混ぜます。
- ぶくぶくと勢いよく泡が立ち始めます。へらで混ぜます。
- 5分ほど混ぜ続けます。底や鍋肌から焦げていくので火加減には注意してください。
- 泡立ちがおさまり、ふちが少し焦げ始めます。煮詰まってねっとりとしていればOKです。火を止めます。110℃ぐらいです。
- 泡が消えたらホワイトチョコを加えます。混ぜながら予熱で溶かします。
- オーブンシートを敷いた型に流します。
- ゆず皮1個分を表面に削ります。
- 冷蔵庫で1時間以上、冷やしてかためます。
- 2㎝角に切ります。グラシン紙やオーブンシートに包んでどうぞ。
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Notes
- かんきつ系のジュースでおいしくできます。
- 煮詰め方が足らないとかたまりません。また加熱して煮詰めてもいいですが、「キャラメルペースト」としてトーストやタルトレットに使いましょう。