購読しているニューヨークタイムズ・クッキングのメールマガジンのタイトルが「Baking Season Is Upon Us!」でした。
ベーキングシーズン=秋というわけで、涼しくなってくるとオーブン仕事の季節ですね。レーズンサンドのレシピを紹介します。私の7冊目の著書「パリの晴れごはん」(2014年)に「陽だまりレーズンサンド」として掲載されています。
本をつくる前、2012年ごろは東京に住んでいました。福岡の母と姉に会うためによく、羽田空港で御茶ノ水小川軒の「レイズンウィッチ」を買って手土産にしていました。
ところが姉はレーズンが苦手、母もそれほど…でした。手土産を口実に買い、ほとんど自分ひとりで食べる、という悪しき構図が成り立っていました。
北海道・六花亭のマルセイバターサンドも大好きです。スーパーでたまに見かけますが紙、箱、また包み紙と三重包装の手土産系なのでなかなか…。
アーモンドプードル入りサブレ生地
アーモンドパウダー(プードル)とはアーモンドを粉状にしたもので、100円ショップでも売られています。製菓材料店では「皮付き」「皮なし」「ローストしたもの」などありますが、皮なし・ローストなしが一般的です。マカロンやフィナンスィエには欠かせません。
皮付きだとナッツの香りがより濃い気がして、私は好きです。
クッキーに混ぜるとかるい食感になります。小麦粉だけのクッキーより、ちょっとやわらかくて扱いづらいですが、かたちをシンプルにすればいいですね。
フィリングはクリームチーズがベースです。カルピスで甘みと「ミルキー」な味わいをつけています。レーズンたっぷりです。アーモンドサブレは作らず、市販のクラッカーにのせるだけでもおいしいです。
分量も自在に替えられます。ぜひ作ってみてください。YouTubeではサブレにスパイスを効かせています。
アーモンドプードルを使ったお菓子のレシピは下記も参考にしてくださいね。
陽だまりレーズンサンドのレシピ
材料
アーモンドサブレ
- バター(食塩不使用) 100 g
- グラニュー糖 (てんさい糖) 60 g
- アーモンドパウダー(プードル) 40 g
- 薄力粉 130 g
- 塩 - 小さじ1/2 ( 3 g )
- 卵黄 1 個分
フィリング
- クリームチーズ 100 g
- カルピス(原液) - 大さじ1 ( 15 ml )
- レーズン 100 g
作り方
アーモンドサブレを作ります
- バターは室温においてやわらかくしてから泡立て器で練ります。100 g バター(食塩不使用)
- グラニュー糖を加えます。白っぽくなるまで混ぜます。60 g グラニュー糖 (てんさい糖)
- 卵黄を混ぜます。1 個分 卵黄
- アーモンドパウダーをよく混ぜます。40 g アーモンドパウダー(プードル)
- 薄力粉と塩を一緒にふるい入れます。130 g 薄力粉, 3 g ) 塩
- ゴムベラで切り混ぜます。
- ひとまとめにして1時間ほど冷蔵庫で休ませます。
- ラップかオーブンシートではさみ、めん棒で7㎜厚さにのばします。
- カードかナイフで6㎝×4㎝ぐらいの長方形にカットします。
- お箸か竹串で空気穴をあけます。
- 200℃で温めたオーブンを170℃に下げ、13分ほど焼きます。
- 網にのせて冷まします。
Video
Notes
- 生地はやわらかいので冷やしながら作業してくださいね。
- カルピスがいい仕事ぶりです。
- お好みでラム酒小さじ1を混ぜて大人向けにしても。