はちみつシフォンケーキのレシピ | 紙の型で簡単ふわふわ

はちみつシフォンケーキ
はちみつが摂れるのは1歳からなので「成長のあかしシフォン」。はちみつがしっとり、やさしい味わいです。
はちみつシフォンケーキ

はちみつシフォンケーキのレシピを紹介します。はちみつがしっとり、やさしい味わいです。紙の型なら型から外すのに失敗しなくてすみますよ。

目次

シフォンケーキの「シフォン」とは

シフォンケーキ/Chiffon Cakeはアメリカ生まれです。「シフォン」はフランス語で「ぼろ布」とか「ぞうきん」の意味です。パリの料理学校に通っていたころ、作業台の上に何かをこぼしたら「シフォンでふいてね」とシェフに言われたものです。

とはいえファッション界では「シフォンスカーフ」など薄くて肌触りのいい生地をさしますね。シフォンケーキもやわらかなイメージから名付けられました。

私もシフォンケーキづくりに熱中した時期があります。会社を辞める直前、2000年代です。「シフォンケーキあれこれ」というサイトもよく訪ねました。10年以上ぶりに検索したら、何も変わらず運営されていてうれしかったです。

福岡・久留米の旧街道沿いには「シフォンケーキとおはぎの店」がありました。無敵すぎる組み合わせです。作り手はかっぽう着を着ていそうです。シフォンってそんなイメージですね。

ハンドミキサーなしでも作れるサイズ=直径14㎝

型が必要なお菓子のレシピを紹介するのはいつも、どのサイズにするか悩ましいです。基本は「作りやすい量」です。

シフォンケーキ

Photo by Chikako TADA

シフォンケーキも型サイズが豊富なので困ってしまいますが、卵白を泡立ててメレンゲ作りが必須ですので、そうなると卵2個で作れる14㎝ですね。ちょっと小さめ、100均でも売っています。

「手持ちの本にあるレシピに自分の型が合わない!」という場合、下記のように2倍、3倍にしてみてください。当サイトのレシピはサイズが変えられます!お手持ちの型にあわせて変えてつくってみてくださいね。

直径高さ容量14㎝レシピに対して
14㎝7㎝900ml1倍
17㎝8㎝1600ml1.8倍(≒2倍)
20㎝10㎝2700ml3倍

はちみつシフォンケーキのレシピ

今回ご紹介する「はちみつシフォン」は拙著「おやつ新報へ、ようこそ。」で紹介した「はちみつヴァニラシフォン」がもとになっています。香港在住だったパティシエールに教わりました。

ヴァニラビーンズはここ数年で高騰、びっくりする値段になってしまいました。世界シェア1位のマダガスカル産は5年で10倍だそうです。タヒチ産はさらにお高くて珍重されますが独特の漢方っぽい香りがして、テーストが違うんですよね…好みですが。

パリの食材店「G.Detou」で100本入りを缶で買っていたなんて幻のようです。エッセンスなどを使うぐらいならなくてOK、ヴァニラなしでも十分おいしいので作ってみてくださいね。

はちみつシフォンケーキ

はちみつシフォン

はちみつが摂れるのは1歳からなので「成長のあかしシフォン」。はちみつがしっとり、やさしい味わいです。
調理 | Cook: 40 minutes
焼き時間 | Baking Time: 20 minutes
合計 | Total: 1 hour
焼き菓子
洋菓子とデザート
春うらら
秋の実り
冬いいね
贈り物に
制作: Chikako TADA

道具

分量 : 1 台 | 直径15㎝シフォン型 *直径17㎝なら2倍、直径20㎝なら3倍に*
材料   

トッピング*なくてもOK

作り方

  • 計量しましょう。オーブンは190°で予熱しておきます。
    はちみつシフォンの材料
  • 2個は卵黄と卵白を分けてそれぞれボウルに入れます。卵白は冷蔵庫で冷やしておきます。
    黄身と白身を分ける
  • 牛乳50mlにはちみつ50gを加えます。
    牛乳にはちみつを注ぐ
  • 湯せんか電子レンジで温めます。はちみつが溶けたらOKです。
    温めて溶かす
  • はちみつ牛乳をボウルに入れた卵黄に注ぎます。
    ハニーミルクを卵黄に入れる
  • サラダ油20gも加えて混ぜます。
    サラダ油を加える
  • 冷やしておいた卵白を泡立てます。モコモコになるまで頑張りましょう。ハンドミキサーなら2~3分です。
    卵白を泡立てる
  • グラニュー糖15gを加えたらまた泡立てます。
    砂糖半分を加える
  • 残りのグラニュー糖15gも加えます。さらに泡立ててピンとかたいメレンゲを作ります。
    砂糖残りを加える
  • メレンゲ1/4ぐらいを卵黄のボウルに加えます。泡立て器でしっかり混ぜます。
    メレンゲを加える
  • 卵黄のボウルに薄力粉60gをふるい入れます。
    粉をふるう
  • 粉けがなくなるまで泡立て器で混ぜ合わせます。
    粉を混ぜる
  • 残りのメレンゲのボウルに卵黄液を注ぎます。
    メレンゲに注ぐ
  • ゴムベラで切るように混ぜ合わせます。
    混ぜる
  • メレンゲの白いところがなくなればOKです。
    白いところがなくなる
  • 型に流し入れます。金属型の場合も紙など敷かずに入れてください。170°のオーブンで20分ほど焼きます。17㎝なら25分、20㎝型なら30分ほどです。
    型に入れる
  • おいしそうに焼けたら串などを刺します。ナマの生地がついてこなければOKです。
    刺して液体がつかない
  • 瓶などに刺してひっくり返して冷まします。ふわふわ感をキープするためです。
    ひっくり返して冷ます
  • 冷めたら型から出します。金属型ならナイフをぐるりと通してから外します。
    型から出す
  • お好みでゆるく泡立てた(六分立て)クリーム150mlやトッピングをのせます。詳しい泡立て方はコチラをどうぞ。
    クリームをのせる
  • クリームがなくてもおいしいです。
    シフォンできあがり

Video

Notes

  • 18㎝型なら2x、20㎝型なら3xをクリックして分量を変えてください。
  • しっかりとかたいメレンゲを作るために、卵白に卵黄が混じらないようそっと分けてください。
  • 水けや油けのない乾いたボウルに入れてください。
  • 冷やすと泡立ちが早くなります。できたら冷凍庫で周囲がシャリシャリにかたまるぐらいまでにすると早いです。
さあ、作りましょう!#ペンとスプーンのハッシュタグをつけてご自身のFacebook, Instagram, Twitterに投稿してくださいね。
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この記事の著者

多田 千香子のアバター 多田 千香子 Pen&Co.代表取締役CEO

食メディア「Pen & Spoon」編集長。1970年、岡山県備前市生まれ。県立岡山朝日高校、岡山大学法学部卒。1993年、朝日新聞社入社。記者・編集者として12年余り勤務。2005-2007年、フランス・パリ在住。料理学校ル・コルドンブルー パリ校製菓上級課程修了。「パリのおやつ旅のおやつ」(朝日新聞出版)「パリの小さなキッチン」(レイチェル・クー著、翔泳社)など著書・翻訳書8冊を出版。辻調製パン技術講座(通信制)修了。2013-2020年、インド・グルガオン在住。インド三井物産などで勤務。コロナ禍で2020年に帰国後、食メディア「Pen & Spoon」を創刊。2023年6月、Pen&Co.(ペンアンド)株式会社を共同創業。週刊英和新聞Asahi Weekly(英文)でコラム連載。

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