いちごチョコレートエクレアのレシピを紹介します。失敗しないレシピを紹介します。スーパーで買える板チョコ2枚でチョコクリームと上がけを作ります。
エクレアとは:フランス語で「稲妻」、本場はスリム
エクレアはフランス語「エクレール(éclair)」を英語発音(のカタカナ表記)です。意味は「稲妻」です。どうして稲妻なのかは諸説ありますが「稲妻が落ちるぐらいの時間で食べられるから」というのが定説だそうです。(Wikipedia参照)
パリのエクレールは細身です。
日本のはフランスに比べて太いですね。私の故郷・岡山で有名な洋菓子店「白十字」のエクレアは「でっかいシュークリームのチョコがけ」に進化?しています。白十字といえばワッフルなのですが、私はエクレア派かも。
インドでエクレア祭り
7年暮らしたインドでも2回、エクレアづくりの会を開きました。作り方はデモンストレーションでお伝えし、メーンはデコレーションです。
楽しむのが第一で自作への「とっかかり」になればいいな、との思いでした。材料もなかなかインドでは手に入りませんし。同じものを使っても個性が出ますね。
インドの知恵袋にして最強ブロガーのBlue Lotusさんが思い出してUPしてくれました。泣けました。確かハートの型紙を何かの紙(思い出せない)でこしらえて来て、それでパウダーを振ったのだっけ。多芸多才な人だけあります。
5年前に千香子さんのレッスンで作ったエクレア。@PenSpoon1 pic.twitter.com/0jRUJqtIto
— bluelotus??delhi (@bluelotusdel) January 20, 2021
桜エクレアは4月に作りました。インドには桜はないばかりか、もうすでに38℃でした。せめてお菓子だけでも…と桜色のエクレアにしました。桜の花びらチョコは富澤商店だったかな。小さいマシュマロに桜の花の塩漬けを飾ってもらいました。
これでもかというほど(写真50枚!)詳しくレシピを書きました。必ず作れます。私が小4で初めて作ったのは白鳥型のシューでした。ちゃんと「ふくらんだ」のは幼なじみと一緒にオーブン前に張り付き、ドキドキしながらちゃんと見守っていたからだと思います。ほったらかすと失敗します。
でもふくらまなくてもOK、クリーム作りが面倒ならヴァニラアイスをはさんでください。ものすごくおいしいです。ぜひ作ってみてくださいね。分量は自由に変えられます。
いちごチョコエクレアのレシピ
材料
シュー生地
- 水 - 30g
- 牛乳 - 30g
- バター(食塩不使用) - 30g
- グラニュー糖 (てんさい糖) - 5g(小さじ1)
- 塩 - 1g(小さじ⅓)
- 薄力粉 - 35g
- 卵 - 55g1個
カスタードクリーム
- 卵黄 - 1個
- グラニュー糖 (てんさい糖) - 10g+10g
- 薄力粉 - 4g(大さじ½)
- 牛乳 - 100g
- バター(食塩不使用) - 10g
- ストロベリーチョコレート - 15g
- 生クリーム - 100g
コーティング
- ストロベリーチョコレート - 70g
- バター(食塩不使用) - 5g
作り方
シュー生地
- 材料をそろえます。シュー生地の卵55gは室温に出しておきます。チョコレート85gは板チョコなら2枚必要です。薄力粉はふるっておきます。オーブンを210℃に温めておきます。カード、ゴムベラ、タイマーを用意します。ポリ袋は端をめくって生地が入れやすいように準備しておきます。天板に薄くバター(分量外)かサラダ油を敷いておきます。
- 卵55gはフォークでよく溶いておきます。必ず常温に戻しておいてください。卵が冷たいと生地が冷えてふくらみません。
- 鍋に2㎝角に切ったバター30g、砂糖5g、塩1gを入れます。水30gを注ぎます。
- 牛乳30gを注ぎます。
- 中火にかけます。
- バターが溶けていきます。混ぜなくて大丈夫です。
- ブワーッと沸いてバターが溶け切ったらOKです。火を止めます。
- ふるっておいた薄力粉35gを一度に加えます。
- ゴムベラか木べらで粉けがなくなるまでよく混ぜます。
- しっかり混ざればOKです。
- 再び中火にかけます。1分ほど炒めます。絶えず混ぜます。
- 生地がコロンとまとまればOKです。火を止めてボウルに移します。
- 鍋底の膜は取らなくてよいです。
- ここから大急ぎです。常温においた卵液を3回に分けて加えます。まず3分の1ほど加えます。
- ゴムベラでよく混ぜます。
- 混ざったら2回目、3分の1を加えます。最初はつるっと滑りますが混ぜていくとなじみます。
- 3回目は小さじ1ほど残して混ぜます。ゴムベラですくうと三角形になり、なかなか落ちない程度です。この状態になれば残り小さじ1は加えません。やわらかすぎるとふくらみません。
- 絞り袋かファスナー付き袋に詰めます。
- カードやヘラで生地をコーナーに寄せます。ファスナー付き袋なら端を2㎝ほど切ります。
- バターか油(分量外)を敷いた天板に絞り出します。長さ13㎝ほどなら5~6本できます。
- 温めたオーブンを200℃に下げて15分ほど焼きます。170℃に下げて10分ほど焼きます。
- 焼き上がったら冷まします。
生クリーム
- 生クリーム100gを泡立てます。大きいボウルに氷水を入れます。
- 生クリームを入れたボウルを氷水に当てて泡立てます。5℃をキープするとなめらかに早く泡立ちます。
- おじぎするぐらいのツノが立てばOKです。氷水はカスタードを冷やすのにも使うのでそのままとっておきます。
チョコ入りカスタード
- 卵黄1個に砂糖10gを加え、すぐに泡立て器ですり混ぜます。(ほおっておくと砂糖がかたまります)
- もったりして白っぽくなればOKです。
- 薄力粉4gを加えます。
- 泡立て器で軽く混ぜます。粉けがなくなればOKです。
- 鍋に牛乳100gと砂糖10gを入れて混ぜ合わせます。
- 中火にかけます。沸騰直前まであたためます。
- 卵黄のボウルにあたためた砂糖入り牛乳を注いでよく混ぜます。
- 鍋に戻して中火にかけます。混ぜながら1分ほど炊きます。
- とろみがついて黄色みが強くなります。絶えず混ぜながらさらに1分ほど炊きます。
- とろみが弱まって少しサラッとしたらOKです。火を止めます。
- バター10gを加えます。余熱で溶かします。
- チョコ15gも割り入れて混ぜます。
- ザルでこします。
- 氷水に当てて冷やします。
コーティング
- チョコ70gを割って器に入れます。水を1㎝ほど張ったフライパンに浮かべます。火をつけて湯気が立つくらい(50℃)の湯せんにかけます。半分ぐらい溶けたらコンロから外して予熱で溶かします。
- バター5gも加えて混ぜます。なめらかになればOKです。
- 溶かしたチョコはバットなどにうつして皮を浸します。
- 押し付けてまんべんなくつけばOKです。引き上げて乾かします。
Video
Notes
- シュー皮は中力粉でもOKです。少し歯ごたえが出ます。
- シュー皮に使う卵は必ず常温に戻してください。冷蔵庫から出したてだと生地が冷えてしまってふくらみません。
- シュー生地は全量を水にしても作れます。牛乳を入れたほうが風味がいいです。
- 焼く前に霧吹きで表面をかるく湿らせるか、オーブンのスチーム機能を使うと皮がパリッと焼き上がります。
- 焼き時間は目安です。オーブンから離れないで!よくみて、焦げてきたら温度を早めに下げてください。25~30分は焼きます。
- 皮は冷凍できます。保存は2週間が目安です。すぐ食べないなら冷凍してください。
- 生クリームの泡立て方はコチラも参考にしてください。
- クリームにチョコを入れずカスタード味にしたい場合、砂糖は15g+15gでつくってください。