10年レシピ

パラタのレシピ |インドの薄焼きパン、サックサクのおいしさ

パラタ
Photo by Chikako TADA
発酵いらずのインドの薄焼きパンです。サクサクしたバターの層、アツアツで召し上がれ。
パラタ

パラタ(パラーター)はインドの薄焼きパンです。「お焼き」的な存在です。主食にもスナックにもなります。パラタのほかにも薄焼きパン、いろいろあり(すぎ)ます。

インドに7年住んで身近だった「粉もん」を紹介します。デリーでインド料理を習ったYasuko先生からお知恵を借りました。

作り方を習うというよりデリーかいわいで知らぬ者はいない博識の彼女に会うのが楽しみでした。不肖の弟子にもかかわらず質問に快く答えてくれました。

チャパティ:全粒粉、無発酵の薄焼きパン

チャパティはChapati(チャパーティー)です。カレーのおとも、北インドの主食といえばまずコレでしょう。社員食堂(カフェテリア)でも同僚たちは決まってチャパティを食べていました。

チャパティ北インドの主食チャパーティー

「ロティ(Roti,ローティー)」という呼び方もあって、私は「チャパティ=ロティ」という認識でしたが違いました。Yasuko先生によると下記になります。

ローティーはインドの薄焼きパンの総称です。チャパーティーもナーンもパラーターもぜんぶローティー。

そ、そうだったのか。チャパティ<ロティ、です。

日本ではパンやパスタでも「ご飯食べた?」というのと同じですね。

パラタ:チャパティにバター(ギー)を折り込んで焼いたもの

パラタはParatha(パラーター)です。

私には「パランタ」と聞こえていたのですが「ン」が入るのはヒンディー語としては正式ではないそうです。

パラタサクサクの食感「パラタ」

ロティ生地に上澄みバター(ギー)を塗って折りたたみ、バターの層を作ることでサクサク感が生まれます。ロティやチャパティより少し分厚い印象です。

ロティやチャパティはカレー必須ですが、具入りのパラタはスナック的で、それだけでも成り立つ感があります。

冷凍食品でも売っていました。じゃがいも入りやチーズ入りです。チンするだけでフツーにおいしくて、会社勤めのころは子どものスナック(学校にはスナック持参)によく買いました。

プーリー:チャパティを揚げたもの

Puriと書きます。チャパティを揚げたものですが、プーッとふくらんだかたちがかわいいです。「アールー(じゃがいも)・プーリー」で、じゃがいもカレーを添えるのが定番です。

プーリー子どもも大好きプーリー

バトゥーレ:ラグビーボール型の揚げパン

Bhatureと書きます。インド在住7年の後半、よく食べました。全粒粉ではなく白い小麦粉でつくった生地を揚げたものです。

デリーで銀行に勤めていたころ、日本語ペラペラの同僚に教わりました。オフィス近くのファストフードチェーン「Bikanervala」に行くたび頼んでいました。

「チョーレ・バトゥーレ」といってひよこ豆のカレーと一緒が定番です。150ルピー(200円)ぐらいでお腹いっぱいになり、昼から眠くなりました…。

ラグビーボールみたいなかたちでした。日本でもウケると思うのですが、なかなかないですね。

バトゥーレひよこ豆カレーがおとものバトゥーレ

ナン:レストランや屋外イベントで食べるもの

ナンはNaan(ナーン)です。発酵させて窯で焼くため、レストランや屋外イベント(結婚式とか誕生日会、会社のファミリーデー)などで出されるもの、という印象です。焼きたてはカレーなしでもおいしい。列に並んで焼きたてをもらい、食べていました。

ナーンガーリックナーンが好きでした

インドのパラタのレシピ

パラタはカレーなしでも好きです。インドカレーは私には辛すぎ、よく何もつけずに食べていました。「甘くしてもきっとおいしいはず」「ジャムかあんこをのせて食べたい」とひそかに狙って?いて、やっと果たせました。「あんバタパラタ」、ぜひ試してくださいね。

パラタ

インドのパラタ

発酵いらずのインドの薄焼きパンです。サクサクしたバターの層、アツアツで召し上がれ。

調理 | Cook: 30 minutes
寝かせ | Resting Time: 30 minutes
合計 | Total: 1 hour
Course:

スナック

Cuisine:

インド
和食

Servings: 4 枚(直径18㎝)
Author: Chikako TADA

道具 | Equipment

  • めん棒
  • ボウル

材料 | Ingredients 

作り方 | Instructions

  • 材料をそろえましょう。バターは室温に出してやわらかくしておきます。
    パラタの材料
  • 強力粉と塩をボウルに入れ、軽く混ぜてから水を加えます。
    水を入れる
  • 手でこねます。
    手で混ぜる
  • はじめはべとつきますが大丈夫です。グーパンチしましょう。
    パンチ
  • つかんでは引っ張ります。5分ほどこねます。
    引っ張る
  • まるめます。
    まるめる
  • ラップで包んで冷蔵庫で30分以上、やすませます。伸ばしやすくなります。
    包んで冷蔵庫へ
  • 四等分します。
    切る
  • それぞれまるめます。
    丸める
  • それぞれめん棒でのばします。手で引っ張ってもOKです。手のひら大の円状にします。
    のばす
  • 1枚につきバターを大さじ1/2ずつ塗ります。
    バターを塗る
  • ミントを大さじ1ずつ2枚に散らします。
    ミントをちらします
  • 2枚は甘いバージョンに。あんこを大さじ1ずつ塗ります。
    あんこも塗る
  • 端っこから山折り、谷折りを繰り返して「じゃばら折り」します。
    蛇腹に折る
  • はみ出したミントやあんこは中に押し込みましょう。
    蛇腹折り
  • ベルト状になった生地の端っこからクルクル巻きます。
    巻く
  • 巻き終わりました。
    あんこ
  • ひっくり返して手のひらかめん棒で押します。
    つぶす
  • 3㎜程度に薄くのばします。
    薄く広げる
  • 強火に熱したフライパンかホットプレートにバター(分量外)を薄く引き、パラタをのせて焼きます。
    焼く
  • ひっくり返して2~3分、焼きます。おいしそうな焦げ目がつけばOKです。
    両面を焼く
  • あんこは焦げやすいので気をつけながら焼いてくださいね。
    あんこ
  • バターだけでもおいしいです。
    バターだけ

Video

Notes

  • じゃばら折りして丸めることでバターの層ができ、サクサクの食感になります。
  • カレーにはもちろんあいます。粉の半量を全粒粉にしてもおいしいです。
  • 何も入れなくもOKです。ドライミントやタイムでも。じゃがいも入りもインドでは定番です。
  • 刻んだネギやあらびき黒コショウを巻くと中華風(葱花餅=ツォンホァビン)になります。
さあ、作りましょう!#ペンとスプーンのハッシュタグをつけてご自身のFacebook, Instagram, Twitterに投稿してくださいね。
Author
Chikako Tada
Chikako Tada
食メディア「Pen & Spoon」編集長。元・朝日新聞記者。ル・コルドン・ブルー・パリ校製菓ディプロム取得。パリⅢ大学で仏語を学ぶ。TOEIC895点。辻調製パン技術講座(通信制)修了。フランス・スイス・NZ・インド・タイ・香港で食セミナー/指導。
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