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ディアマンクッキーとは:「ダイヤモンド」の意味のバタークッキー
私のスペシャリテ「黙らせサブレ」のココア版を紹介します。
黙らせサブレのページでも書いていますが「ディアマン(Diamant)」はフランス語で「ダイヤモンド」の意味です。クッキーの回りにまぶしたグラニュー糖がキラキラして、ダイヤモンドのようだから…名づけられたとされています。
ディアマンはフランス語で「クッキー」は英語なので、何だかちょっと違和感がありますが日本ではわりあい定着しているようです。
フランスでは「サブレ・ディアマン」とか単に「ディアマン」です。
ちなみに「バターサブレ」という言い方も、「バター」は英語で「サブレ」はフランス語なので英仏ミックス語です。
私のディアマン・オ・ショコラはココアがたっぷり30gも入ります。マカデミアナッツ入りも作って2種類の味が楽しめるようにしましたが、もちろんプレーン味だけでもOKです。
しっかり粉を切り混ぜると、とてもサクサクしてかるいかみ心地になります。うちの9歳児は口にするなり「Soft!」と言いました。「ソフトはおかしくない?」と返したのですが、「口当たりがやわらかい」という意味ではその通りですね。ぜひ作ってみてください。コーヒーにお似合いです。
ココアのディアマンクッキーのレシピ:アーモンドプードルなし
Servings: 50 枚 | 3cm大
材料 | Ingredients
- 発酵バター(食塩不使用) - 110g
- グラニュー糖 (てんさい糖) - 50g
- 薄力粉 - 100g
- 準強力粉 - 50g(中力粉)
- 卵黄 - 1個
- 純ココアパウダー - 30g
- 塩 - 小さじ⅓(2g)
- マカダミアナッツ - 50g
- グラニュー糖 (てんさい糖) - 大さじ1(仕上げ用)
作り方 | Instructions
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材料をそろえます。バターは2~3㎝ぐらいに切って室温に置いておきます。
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バターを泡立てます。かたまりがなくなればOKです。ハンドミキサーでも手動でも。バターが羽根の中に入り込むので時々、ボウルに打ち付けて出してください。
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グラニュー糖を加えてよく混ぜます。白っぽくなればOKです。
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卵黄を加えます。
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さらにしっかり混ぜます。
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クリーム状になればOKです。サクサクの食感のもとです。
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ココア、薄力粉、準強力粉をふるってバターのボウルに入れます。
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ゴムベラで砂状になるまで切り混ぜます。
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最初は粉けがあってバターのかたまりができます。
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サラサラになればOKです。
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手で握ってかたまりにしていきます。
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ある程度かたまったら2つのボウルに分けます。175gずつぐらいです。
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片方のボウルにマカダミアナッツを混ぜます。片方のボウルに塩を混ぜます。
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マカダミアナッツ入りの生地は両手で転がして2㎝角ぐらいの棒状にします。
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ラップなどに包んで冷蔵庫で30分以上、休ませます。
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もう1つはプレーンなココア味です。転がして直径2㎝ぐらいの円柱にします。
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よく指で押さえて空気を抜きながら転がします。30分以上、冷蔵庫で休ませます。
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7㎜幅にカットします。オーブンを180℃に温め始めます。
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まわりにグラニュー糖を押し付けます。オーブンシートを敷いた天板に並べます。
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温めたオーブンを170℃に下げて13~15分ほど焼きます。
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焼き上がりです。タイマー任せにしないよう、焦がさないように気をつけてくださいね。
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マカダミアナッツ入りも7㎜幅にカットします。
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グラニュー糖を四辺に押し付けてまぶします。
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天板に並べます。170℃で13~15分、焼きます。
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焼き上がりました。少しナッツが色づくぐらいでOKです。
Video
Notes
- ナッツは何でもかまいません。おつまみ用の塩けの効いたものでも。塩味がアクセントになっておいしいです。
- 日持ちは冷蔵庫で2週間ほどです。
- 準強力粉がなければすべて薄力粉に置き換えてつくってください。軽めの食感になります。
- 棒状にした生地は冷凍できます。
- 7mm厚さにのばして型で抜いても。きれいに形に焼き上がります。

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