「コーヒーと栗のケーキ」のレシピを紹介します。パリのパティスリーで出会った「ケーク」がヒントになっています。栗の渋皮煮を手作りしたらアレンジとして、気軽に作ってみてくださいね。混ぜるだけですがアーモンドパウダーのおかげでリッチな仕上がりです。
フランス語でケークは「パウンド型の焼き菓子」
フランス語で「Cake」は英語と同じで「ケーク」と発音しますが、意味はもっと限定的です。フランス語の「ケーク」はパウンド型で焼いたお菓子やおそうざい(ケーク・サレ=塩味のケークもありますので)だけをさします。パティスリーの焼き菓子ゾーンの主役ですね。
最愛のパリのケークたち
ケークはシロップをしみこませてしっとりさせるのが定番です。でも生地そのものでどう勝負し、どういう食感を表現したいのか、作り手の意図を読み解きます。パティスリーごとに少しだけ紹介します。(価格は2020年9月現在)
デ・ガトー・エ・デュ・パン
「ケーク・シトロン」、レモン味のケークは永遠の定番ですね。 19ユーロ。すっきり、あっさり、ほろほろしていました。
ピエール・エルメ
「ケーク・イスパハン(木イチゴ、ライチ、バラ)」はエルメの代表作のケーク仕立てです。22ユーロ。すごくしっとりしていて、しっかり「イスハハン」が再現されています。すみずみまでおいしい。ふんわりしたバラの華やぎ、ライチの酸味がたまりません。エルメワールドに降参です。
「ケーク・アンフィニモン・シトロン」はレモン味です。22ユーロ。しっとりほろほろしていて、食べる前からレモンが鮮烈さわやかに香ります。なんというか役者が違います。
ユーゴー&ヴィクトール
「ケーク・マンディアン」は砂糖漬けフルーツがたっぷり飾られています。19.5ユーロ。甘さは控えめでしっかり焼き込まれています。しっとりではないのですが素朴で、好きな食感です。
コーヒーと栗のケーキのレシピ
材料
- 卵 - 1個
- グラニュー糖 (てんさい糖) - 70g
- 薄力粉 - 40g
- ベーキングパウダー - 小さじ1
- アーモンドパウダー(プードル) - 30g
- インスタントコーヒー - 大さじ1
- バター(食塩不使用) - 40g
- 生クリーム - 30g
- 栗の渋皮煮 - 6個
作り方
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Notes
- しっとりさせたければ渋皮煮のシロップやコーヒーリキュールを大さじ2ほど塗っても。そのままだとホロホロ、素朴な口当たりです。