ショコラのシガールのレシピ | 2023バレンタイン

シガールショコラ
春巻きの皮で溶かしたチョコをくるくる巻くだけです。ヌテラ(Nutella)なら溶かす必要もないです。
シガールショコラ

バレンタインは手作りを楽しみませんか。ショコラのシガールは春巻きの皮にチョコレートを巻くだけの簡単さです。チョコレートスプレッド・ヌテラのプティ・シガールのレシピもありますよ。

目次

チョコレートを手作りしよう

チョコレートの本は2013年、出版させていただきました。

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「チョコレート?溶かすだけでしょ」「チョコレート?難しそう」と反応は二極に分かれます。前者はまったく経験がない人、後者は挑戦したことがある人でしょう。

「買ったほうがラクでおいしい」。確かにそうです。でもおカネを払って「おもしろみ」を手放すのは惜しいです。「ちゃんとふくらむかな」とオーブンをのぞくドキドキ感、とろとろのチョコレートを鍋からお味見する喜び…。

手づくりはプロセスごと味わえるのがだいご味です。エンジョイしましょう!失敗なんてありません。

バレンタインのレシピ

すっぱーい、あまーい、とろーり、大人向けの三重奏です。レモン汁でも瓶詰の果汁でもおいしくできます。
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ゆずホワイトチョコキャラメル
アーモンドプードルなし、ベーキングパウダーやベーキングソーダもなしです。ザクザクした食感です。
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チョコチャンククッキー
泡立てたバターに粉をサブレ(砂)状に切り込むのがサクサクのコツです。アーモンドプードルなしです。
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ココアのディアマン
シュー生地があたたかいうちにオーブンに入れ、じっと見守ってくださいね。ふくらむのに感動します。いちごに限らずお好みの板チョコで作れます。
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エクレア
小麦粉なし、アーモンドプードルが入ります。口当たりは軽くチョコ味は濃厚です。添えるものは生クリームよりベリー類が似合います。
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ガトーショコラ
自家製パイシートは「やる気」だけ!バターを切り込むので簡単です。料理にも使えて便利です。
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チョコバイトパイ
絞り出しクッキーをヴィエノワ(ウィーン風)といいます。コツは粉砂糖を使うこと。かるく仕上がります。塩がアクセントです。
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ヴィエノワ
バターを練るのでしっとり、かるい口どけになります。クッキーはカットしやすいミニサイズを使うのがおススメです。
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ブラウニー

シガールとは:葉巻、葉巻型のお菓子

最初に紹介するのはチョコのシガールです。

シガール(Cigare)はフランス語で「葉巻」のことです。

シガール

Cigar

拙著では「シガレット・ショコラ」として紹介しました。

シガレット(Cigarette)は紙巻タバコ、普通のタバコです。ちなみにフランス語はetteが語尾につくと「小さいもの」を表します。小さい台所はキチネット(kitchenette)、小さい家はメゾネット(maisonnette)などです。

シガレット

Cigarette

大きさからしてシガールのほうがピッタリくるのかな、と思いシガールと呼ぶことにしました。

名前が何であろうと溶かしたチョコを春巻き皮で包んで焼くだけです。

思いついたのは製菓留学を終えて日本に帰った14年前です。フランスならスーパーでも「パート・フィロ(Filo,Phyllo)」と呼ばれる生地が冷蔵コーナーで売られています。そもそもギリシャや中近東の料理に使われます。重ねてパイ生地のように使ってもザクザクした食感になります。

留学したパリの料理学校ではよくアントルメ(ホールのケーキ)の飾りに使っていましたが、日本では手に入りづらくて残念に思っていました。いまはネットやKALDI、業務スーパーでも手に入るようです。

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春巻きの皮はフィロより少し分厚い感じがしますが、でも十分パリパリになります。巻くのはお好きな板チョコでもヌテラでもOKです。ぜひ作ってみてくださいね。

ショコラのシガールのレシピ:春巻きの皮でつくる

シガールショコラ

ショコラのシガール | パリの味が15分で作れる

春巻きの皮で溶かしたチョコをくるくる巻くだけです。ヌテラ(Nutella)なら溶かす必要もないです。
調理 | Cook: 8 minutes
焼く時間 | Baking Time: 7 minutes
合計 | Total: 15 minutes
簡単おやつ
洋菓子とデザート
冬いいね
贈り物に
原材料:
ピーナッツフリー
卵不使用
Cost: 200円

道具

分量 : 7 本 | 直径1㎝長さ16㎝
材料   

作り方

  • チョコレート50gは板チョコ1枚分です。手で割って小さなボウルに入れます。
    チョコを割る
  • フライパンに湯気が立つくらい(50℃)のお湯を1㎝ほど張り、チョコを入れたボウルを浮かべて溶かします。
    湯せんにかけて溶かす
  • チョコが溶け始めたらゴムベラでやさしく混ぜてすべて溶かします。バター30gも湯せんで溶かします。
    湯せんにかけて溶かす
  • 春巻きの皮のザラザラした面の手前半分に、溶かしたチョコを小さじ1ずつ塗ります。
    春巻きの皮にぬる
  • 溶かしバター小さじ1を春巻きの皮の向こう半分に塗ります。
    バターも塗る
  • 手前からきつめにクルクル巻きます。
    きつめに巻く
  • 向こう側まで転がします。
    はしまで転がす
  • はがれるようならバターを塗り足します。
    バターを足す
  • 同じようにして7本作ります。オーブンシートを敷いた天板に並べます。
    7本作ります
  • 200℃に温めたオーブンを190℃に下げ、7分ほど焼きます。オーブントースターでも作れますが、焦げやすいので様子を見ながら焼いてくださいね。
    オーブンで焼く
  • こんがりと焼き色がつけばOKです。アツアツがパリパリしておいしいです。
    できあがり

Video

Notes

  • 春巻きはツルツルした面を外側にしたほうがきれいな焼き上がりです。
  • チョコレートスプレッド「ヌテラ」を伸ばすだけでもおいしいです。溶かす必要もありませんね。
  • 保存は冷蔵庫で2~3日です。
  • オーブンシートを巻いてラッピングして贈ってもいいですね。折れやすいので気をつけてください。
ラッピング

Photo by Chikako TADA

  • ワンタンの皮でミニ版が作れます。レシピは下をご覧くださいませ。
さあ、作りましょう!#ペンとスプーンのハッシュタグをつけてご自身のFacebook, Instagram, Twitterに投稿してくださいね。

アレンジ・ヌテラのプティシガール:ワンタンの皮でつくる

ヌテラのプティシガール

ヌテラのプティシガール | ショコラのシガールのアレンジ

シガールのミニバージョンです。ワンタンの皮で簡単につくれます。
調理 | Cook: 15 minutes
焼成 | Baking Time: 5 minutes
合計 | Total: 20 minutes
焼き菓子
簡単おやつ
洋菓子とデザート
原材料:
卵不使用
ビーガン
Cost: 200円
分量 : 30 本 | 長さ8㎝
材料   

作り方

  • 材料をそろえます。
    ワンタンの皮, ヌテラ, オリーブ油,
    材料
  • ヌテラとオリーブ油を混ぜます。塗れるぐらいのかたさになればOKです。
    ヌテラと油を混ぜる
  • ワンタンの皮にハケで塗ります。周辺1㎝ほど塗り残しましょう。塩少々をふります。
    塗る
  • くるくる巻いてオーブンシートを敷いた天板に並べます。
    巻いて並べる
  • 200°に温めたオーブンかオーブントースターに入れます。5~7分、焦げないように様子をみながら焼きます。こんがり茶色になればOKです。
    焼きます
  • アツアツでも、冷めてもおいしいです。ラッピングしてプレゼントにもどうぞ。
    ヌテラのプティシガール

Notes

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この記事の著者

多田 千香子のアバター 多田 千香子 Pen&Co.代表取締役CEO

食メディア「Pen & Spoon」編集長。1970年、岡山県備前市生まれ。県立岡山朝日高校、岡山大学法学部卒。1993年、朝日新聞社入社。記者・編集者として12年余り勤務。2005-2007年、フランス・パリ在住。料理学校ル・コルドンブルー パリ校製菓上級課程修了。「パリのおやつ旅のおやつ」(朝日新聞出版)「パリの小さなキッチン」(レイチェル・クー著、翔泳社)など著書・翻訳書8冊を出版。辻調製パン技術講座(通信制)修了。2013-2020年、インド・グルガオン在住。インド三井物産などで勤務。コロナ禍で2020年に帰国後、食メディア「Pen & Spoon」を創刊。2023年6月、Pen&Co.(ペンアンド)株式会社を共同創業。週刊英和新聞Asahi Weekly(英文)でコラム連載。

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