バレンタインに手作りしてみませんか。9回目は「ブラウニー」です。ミニサイズのオレオやビスケットをのせました。薄力粉はつなぎ程度に入るだけ。牛乳なし、ベーキングパウダーなし、ココアなしでしっとりした食感になります。くるみとクッキーのカリカリした食感がアクセントです。
ペンとスプーンのバレンタイン・レシピ
ブラウニーとは:アメリカの「溶かして混ぜる」焼き菓子
ブラウニーはアメリカの焼き菓子です。「元祖」は米シカゴの名門ホテル「ザ・パーマー・ハウス」とされています。
Webサイトでレシピが公開されています。材料は「セミスイートチョコレート」「バター」「砂糖」「小麦粉」「卵」「くるみ」「バニラエクストラクト」です。シンプルですね。グレーズ(上がけ)はアプリコットが伝統です。
私のレシピもベーキングパウダーやココア、牛乳は入れません。
違うのは作り方です。
ふつうはチョコレートもバターも溶かし、砂糖、小麦粉、卵を混ぜるレシピが多い(ザ・パーマー・ハウスのレシピも)です。私が高校時代から作っていたブラウニーも溶かして混ぜるだけでした。
今回紹介するのは10年前、パリ6区のパティスリーでもらった子ども向けのレシピがもとになっています。
バターと砂糖を白っぽくなるまで泡立てるのがポイントです。ひと手間かかりますがしっとりします。さすがパリ、と思いました。
板チョコはブラックチョコレートがおススメです。スーパーで買える板チョコでも「あれ?特別なチョコを入れた?」と思うリッチなお味です。幸せになれます。ぜひ作ってみてくださいね。
クッキーのせしっとりブラウニーのレシピ
材料
- バター(食塩不使用) - 120g
- グラニュー糖 (てんさい糖) - 80g
- ダークチョコレート - 120g
- 卵 - 2個
- 薄力粉 - 30g
- くるみ - 120g
- オレオ(ミニサイズ) - 12個(あれば)
- ミニレモンパッククッキー - 12個(あれば)
作り方
- 材料をそろえます。バター120gは2㎝角に切って室温に置きます。クルミ120gは生ならオーブン(160℃、およそ10分)でローストして粗く刻みます。卵2個も室温に置きます。オーブンは180℃に温め始めます。
- バターとグラニュー糖80gをボウルに入れます。バターがかたいようなら湯気が立つぐらいのお湯(50℃)に浮かべます。
- 底が少し溶けたら湯せんを外して泡立て器でよく練ります。
- 白っぽいクリーム状になればOKです。
- チョコレート120gを3㎝ぐらいに割ってボウルに入れます。
- 湯気が上がるぐらいのお湯(50℃)にボウルをのせて溶かします。半分ぐらい溶けたら湯せんから外してゴムベラで混ぜます。
- 卵2個は軽く溶いてからチョコレートに1個ずつ混ぜます。
- よく混ぜます。
- 卵1個ずつ混ぜます。
- つややかに混ざればOKです。
- バターのボウルにチョコレート液を流し入れます。泡立て器でよく混ぜます。
- しっかり混ざればOKです。
- 薄力粉30gをふるい入れます。
- ゴムベラで切り混ぜます。
- 粉けがなくなればOKです。
- くるみを入れてざっくり混ぜます。
- 全体的に混ざればOKです。
- オーブンシートを敷いた型に生地を入れます。写真はA5サイズのお菓子の箱を使用しています。
- クッキーをのせます。少し埋め込んでも、のせるだけでもOKです。温めたオーブンを170℃に下げて30分ほど焼きます。
- 竹串をさして液体がついてこなければOKです。くれぐれも焼き過ぎないで。
- 冷めたら型から出してカットします。
Video
Notes
- 15㎝角の型2台=18㎝角の型1台、またはA5サイズ(21cm×15㎝)のお菓子箱1台分になります。
- ナッツなら何でもOKです。
- ラム酒漬けレーズンを入れても。オトナの味わいです。