チョコレートムースのレシピ | スタバのデザートをアレンジ

チョコレートムース
口どけのいいチョコレートムースとホイップクリームに、カリカリのココアクランブルをあわせました。食感が楽しいデザートです。
チョコレートムース
ムース

Photo by Chikako TADA

バレンタインに手作りしてみませんか。10回目は「チョコレートムース」です。スターバックスの季節限定「クラシックチョコレートケーキ」をグラスデザートにアレンジしました。ゼラチンなし、ふんわりやさしいくちどけです。

目次

ペンとスプーンのバレンタイン・レシピ

春巻きの皮で溶かしたチョコをくるくる巻くだけです。ヌテラ(Nutella)なら溶かす必要もないです。
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シガールショコラ
すっぱーい、あまーい、とろーり、大人向けの三重奏です。レモン汁でも瓶詰の果汁でもおいしくできます。
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ゆずホワイトチョコキャラメル
アーモンドプードルなし、ベーキングパウダーやベーキングソーダもなしです。ザクザクした食感です。
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チョコチャンククッキー
泡立てたバターに粉をサブレ(砂)状に切り込むのがサクサクのコツです。アーモンドプードルなしです。
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ココアのディアマン
シュー生地があたたかいうちにオーブンに入れ、じっと見守ってくださいね。ふくらむのに感動します。いちごに限らずお好みの板チョコで作れます。
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エクレア
小麦粉なし、アーモンドプードルが入ります。口当たりは軽くチョコ味は濃厚です。添えるものは生クリームよりベリー類が似合います。
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ガトーショコラ
自家製パイシートは「やる気」だけ!バターを切り込むので簡単です。料理にも使えて便利です。
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チョコバイトパイ
絞り出しクッキーをヴィエノワ(ウィーン風)といいます。コツは粉砂糖を使うこと。かるく仕上がります。塩がアクセントです。
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ヴィエノワ
バターを練るのでしっとり、かるい口どけになります。クッキーはカットしやすいミニサイズを使うのがおススメです。
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ブラウニー

ムースとは:フランス語で「泡」アングレーズソースがベース

ムース(Mousse)はフランス語で「泡」の意味です。なめらかな口どけのデザートは英語でもMousseですね。

フランス菓子の世界で「ムース」といえば卵黄と砂糖、牛乳でつくるカスタードソース(フランス語ではクレーム・アングレーズ<Crème anglaise>=英国風クリームの意味)」をベースに、チョコレートやヴァニラなどのフレーバーを入れてつくります。

卵白に砂糖を加えて泡立てたメレンゲを混ぜ、ふわふわ(本当に泡!ですね)にするレシピもあります。

ゼラチンは入れたり入れなかったり、いろいろです。留学したパリの料理学校ル・コルドンブルーではたくさんムースを習いました。16年前(2005年)当時の写真です。

アントルメ(ホールのケーキ)といえば「ムース」+「焼いた生地」の組み合わせが多いです。洋ナシ、マンゴー、フランボワーズ(キイチゴ)といったフルーツからチョコレートにヴァニラ、キャラメル味も。かためるためにゼラチンを入れました。

クレーム・アングレーズはムースのほか、アイスクリームのベースにもなります。粉を入れるとカスタードクリームになりますね。

「チョコレート・ムース」はフランス語だと「ムース・オ・ショコラ(Mousse au chocolat)」です。

今回のチョコレートムースはスターバックスの「クラシックチョコレートケーキ」を参考に、グラスデザートにしました。

ココアクランブルにチョコレートムース、生クリームとココアのトッピングです。

スタバのケーキよりかるい口どけです。グラス仕立てで保存も効かないため、持ち運びには向きませんが「おうちバレンタイン」にはピッタリです。スタバのケーキ1個分のお値段で4~5人分は作れます。

イチゴやカットしたバウムクーヘンを添えてもいいですね。「固まらない」といった心配もいりません。だってカップに入れるので!ゆるくてもOKです。そのまま少し凍らせてもアイスクリームっぽくっていいですね。気軽にトライしてみてください。

チョコレートムースのレシピ

チョコレートムース

チョコレートムース | スタバのデザートアレンジ

口どけのいいチョコレートムースとホイップクリームに、カリカリのココアクランブルをあわせました。食感が楽しいデザートです。
調理 | Cook: 1 hour
焼成 | Baking Time: 10 minutes
合計 | Total: 1 hour 10 minutes
簡単おやつ
洋菓子とデザート
冬いいね
贈り物に
原材料:
制作: Chikako TADA
Cost: 550円
分量 : 220 g
材料   

チョコレートムースとホイップクリーム

仕上げ

作り方

クランブル

  • 材料をそろえます。生クリーム200gは泡立てる直前まで冷蔵庫で冷やします。卵は室温に戻しておきます。チョコレート50gは一口大に割っておきます。
    材料
  • クランブルの材料すべてをボウルに入れます。
    クランブル材料
  • バターを指でつぶして粉となじませます。
    指でなじませる
  • よく混ぜてサラサラの砂状になればOKです。冷凍庫に30分ほど入れます。
    混ぜる
  • ギュッと握って親指大のかたまりにします。オーブンを180°で温め始めます。
    かたまりにします
  • オーブンシートを敷いた天板に並べます。オーブンを170°に下げて10~12分ほど焼きます。
    オーブンで焼く
  • 少し焦げたらOKです。そのまま冷まします。
    冷ます

チョコレートムース

  • 1個を割って卵黄を取り出します。
    卵黄を分けます
  • グラニュー糖20gを入れたボウルに卵黄を落としてすぐ混ぜます。
    砂糖と混ぜる
  • ゴムベラでグルグル混ぜます。
    すぐ混ぜる
  • 砂糖のザラザラした感じがなくなればOKです。電子レンジ(600w10秒)か湯せんで人肌にあたためた牛乳50gを加えます。
    ざらざら感
  • ゴムベラで混ぜ合わせます。
    混ぜます
  • ボウルがぴったりはまるぐらいのフライパンか鍋に水を高さ1㎝ほど張って沸騰させます。
    湯せんのお湯
  • 中火に落としてボウルをのせます。ゴムベラで絶えず底を混ぜます。
    ボウルをのせる
  • とろみがつけばOKです。基本の量だと2分前後です。いったん湯せんから外します。
    とろみ
  • 割ったチョコレート50gを加えます。
    チョコレートを加える
  • ゴムベラでよく混ぜて溶かします。溶けにくいようなら湯せんにかけてもOKです。
    混ぜる
  • つややかに混ざればOKです。
    なめらかに
  • よく冷やした生クリーム200gをガラス製のボウルに入れます。氷水を入れたボウルに浮かべます。砂糖8gを入れます。
    生クリーム
  • 泡立て器で泡立てます。
    泡立てます
  • 「とろり」とするぐらいでも、少しかためでもOKです。泡立てすぎると分離しますので注意してくださいね。
    ゆるいつの
  • チョコレート液に生クリームの半量を加えます。
    混ぜる
  • 混ざればOKです。
    よく混ぜます
  • クランブルと一緒にグラスなどに盛ります。チョコレートムースと生クリームは2:1ぐらいの割合です。食べるまで冷蔵庫へどうぞ。
    生クリームと盛ります
  • 食べる前に茶こしでココアパウダーを振ります。
    できあがり

Video

Notes

  • 日持ちは1~2日です。
  • デフォルトの220gで4~5人分になります。
さあ、作りましょう!#ペンとスプーンのハッシュタグをつけてご自身のFacebook, Instagram, Twitterに投稿してくださいね。
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この記事の著者

多田 千香子のアバター 多田 千香子 Pen&Co.代表取締役CEO

食メディア「Pen & Spoon」編集長。1970年、岡山県備前市生まれ。県立岡山朝日高校、岡山大学法学部卒。1993年、朝日新聞社入社。記者・編集者として12年余り勤務。2005-2007年、フランス・パリ在住。料理学校ル・コルドンブルー パリ校製菓上級課程修了。「パリのおやつ旅のおやつ」(朝日新聞出版)「パリの小さなキッチン」(レイチェル・クー著、翔泳社)など著書・翻訳書8冊を出版。辻調製パン技術講座(通信制)修了。2013-2020年、インド・グルガオン在住。インド三井物産などで勤務。コロナ禍で2020年に帰国後、食メディア「Pen & Spoon」を創刊。2023年6月、Pen&Co.(ペンアンド)株式会社を共同創業。週刊英和新聞Asahi Weekly(英文)、ソーシャル経済メディアNewsPicks +dでコラム連載。

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